キャリぷらスタッフブログ「全員正解」

キャリぷらスタッフのお仕事奮闘記。仕事は誰でも必ずできる!意識高くなくていいから仕事ができる社会人を目指します。

【就活アドバイス】エントリーシートの内容は大学時代でなければダメか?

スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんです。

オンラインキャリぷらの相談で出た学生からの質問にお答えします。

【問】
エントリーシートの内容は、大学時代のことを記入しなければいけないと先輩に言われたのですが本当ですか?」

【答】
なかなか悩むところですね。

私もたくさんのエントリーシートを毎年拝読しておりますが、【大学時代のエピソードでなければいけない】と、学生に伝えたことはありません。

伝えなくても分かっているだろうと思っているから伝えないのではありません。

エントリーシートを企業が求める理由と目的を考えましょう。
書類選考のある会社は、
【大量応募者の絞込み】
という側面がありますね。
【その後の面接の資料】
にする会社もあります。

いずれにしても、エントリーシートの提出は【採用選考の一環】です。

【採用選考の一環】ということは、
【その会社にあう学生を探し出す】ことが目的です。

当たり前ですね。

面接もエントリーシートも選考です。

ということは、エントリーシートで選考通過を判断するために、
エントリーシートの記載内容を読みながら、働いている姿を想像している】
のです。

誤字が多ければ、【ケアレスミス】が多いのではないかと【想像】します。
提出が遅ければ、【仕事の期限をちゃんと守るかどうか】不安になります。

つまり、【働いている姿がありありと想像できれば、大学時代でなくても高校時代でもかまわない】と、私は思います。

【働いている姿がありありと浮かぶ】ためには、【他人との協力、協働している姿】が見えたほうがいい。

小学校や中学校のエピソードだと、【働いている姿が浮かびにくい】かもしれません。

企業側の【理由】、【目的】を考えて、エントリーシートを記入しましょう。

今年の傾向として、コロナ禍の影響で自粛期間が長く、就活中の学生の2年生、3年生時のエピソードに悩むケースが増えています。

企業もそれを考慮して質問を変えて高校時代のことも聞くようになっていますので、記憶が薄くなっているかもしれませんが、思い出すようにするといいと思います。

よりよい就職活動をしていただくこと、心から願っております。

【就活アドバイス】こういう時代だからこそ電話をフル活用しよう!

スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんです。

コミュニケーションツールの進化がものすごい速度で進んでいます。

電報→電話→ファックス→電子メール→TwitterFacebook→LINE,Instagram,TikTokSNS

【こんなコミュニケーションが取れたらいいなあ】
という人間の欲求が新しい技術を生み出しているのが良くわかります。

特に、電子メールは、電話とファックスの欠点を解消した画期的なツールだったといえるでしょう。

【電話】の最大の欠点は、【相手の状況が見えず、記録が残らない】ことです。
【ファックス】の最大の欠点は、【即時性がなく、相手が確認したかどうか分からない】ことです。

【即時性】【記録】【確認】の全てを満たしたのが電子メールだったので、爆発的に広がりました。

しかし、いまだに即時性、特に緊急性の高いものは
【電話】
を利用することが多いのも事実です。

学生が【企業に電話をする】行為のハードルが高くなっているようです。

携帯電話ならば、かけるときも受けるときもあらかじめ登録していればディスプレイに相手の名前が出ます。

そういう状態ならば、【自ら名乗る】必要がないですね。

しかし、企業に電話をかける場合、
【誰が電話に出るか分からない】
から、不安が大きくなります。

新入社員研修で時間をとるのは、この【電話のかけ方、受け方】です。

電話をかける場合、【相手の顔が見えない】から、【自ら名乗る】ことを伝えます。
また、【相手が何をしているか分からない】から、そこに気遣いの言葉を入れます。
ここでつまづく新入社員がたくさんいます。学生さんも同じです。

まず、【名乗らない】人が多い。
かけた方から名前を名乗ることが原則です。
なぜならば、かけた方は【どこにかけたかわかっている】が、【かかってきたほうは分からない】からです。

そして、その次に【相手を気遣う言葉】を入れます。
なぜならば、電話を受けるほうはどんなに忙しくても【電話に出なければいけない】からです。誰からかかってきたか分からず、電話の会話を聞かなければ重要か重要でないかわからないから、その状況をねぎらわなければいけないのです。

そこまで出来れば、後は本題に入れます。

こんな感じです。赤字下線は【相手を気遣う言葉】です。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
学生が電話をかけるとき
呼び出し音:ルルルル
会社:○○株式会社です。
学生:○○会社さんでいらっしゃいますね。○○大学▲▲学部◆◆学科の□□△△(フルネーム)と申します。いつも大変お世話になっております。恐れ入りますが、人事部の○○さんはご在席でしょうか。
会社:ただいま電話を代わりますので、少々お待ちください。
保留音
人事:電話を代わりました。人事部の○○です。
学生:大変お忙しいところお呼び立てして申し訳ございません。私、○○大学▲▲学部◆◆学科の□□△△(フルネーム)と申します。
今、お時間よろしいでしょうか?
○月○日に御社で開催される会社説明会の件でお電話いたしました。○○ナビの説明会予約画面を拝見しますと、予約開始直後に満席になっております。
どうしても御社の会社説明会に参加したいので、予約のキャンセルが出ましたら、参加させていただけないでしょうか?
人事:そうですか。今年は直前のキャンセルが多くなっておりますので、当日お越しいただければ結構です。念のため、もう一度お名前頂戴できますか?
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
こういう会話をしていただければ結構です。

電話は相手の時間を奪い、相手の都合を考えないツールですが、声で人格が伝わるツールでもあります。

他の学生が嫌がるからこそ、使ってみましょう。

よりよい就職活動が出来ること、願っております。

ただ質問に答えるだけならAIでいい

こんばんは。えつこです。

 

今日たなべあーから、ただ質問に答えるだけではいけないよという話がありました。

相手の課題を解決するために寄り添うことで信頼関係が築ける。ただ質問に答えるだけならAIに任せればいい、というような内容です。

 

例えば、

キャリぷらでグループディスカッションの練習をしたいという学生が来ました。

その学生から「今キャリぷらに学生って何人いますか?」と聞かれたとして、ただ機械的に質問に答えると「今いるのは1人だよ。」となります。

 

でも、そもそもグループディスカッションがしたいと言っているのだから、1人では成り立たないのは明確ですよね。

なので、そこから相手のニーズを満たすために何ができるか、話をしていく必要があります。

 

でも、「今いるのは1人だよ。」とだけ答えて終わってしまうシーンが私もやりがちですし、ビジネスシーンなどでも少なくないように思います。

 

そうなってしまう理由は、

・質問の裏には何かニーズがある、ということにそもそも気づいていない。

・何かニーズがあるような気がしているけど、キャパオーバーで余裕がない為に、とりあえず返信だけしてしまう。

・会話を続けていく粘り強さがない

・質問をする語彙力がない

など、思い当たるだけでいくつも理由があげられます。

 

でもそれは恐らくいつかAIに切り替わっていくことになってしまいます。

また、たなべあーからも言われましたが、そもそも何の為に仕事をしてるのか?そんな仕事の仕方でいいのか?そもそもそんな人生でいいのか?という、自分の【在り方】がそもそもそれでいいのか?ということも振り返るべきかもしれません。

 

どうせやるなら、相手に真摯に寄り添い、信頼関係を築いていける人間になりたいです。頑張ります。

 

【就活アドバイス】夢を仕事にするということ

スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんです。

私は知る人ぞ知る「AKB48オタク」です。

私がAKB48グループに関心を持ったのは約10年前。最初は、あの【ガツガツ感】はどこからでてくるのだろうと興味を持ったことからでした。

今から8年前、初めて秋葉原のAKB劇場で公演を観賞した時、改めて、夢を追うことの美しさ、素晴らしさを感じると同時に、夢を生業(なりわい)とすることの意味について考えさせられました。

前書きが長くなりましたが、学生から、
【夢や憧れで就職先を選んでいいか?】
という質問をたくさんいただきます。

また、企業のエントリーシートで、
【将来の夢は何か】
という設問が多く見受けられ、回答に苦慮しているという相談を受けます。

就職という、人生の中でも大きな岐路に立たされている学生にとって、切実な問題です。

これら質問に対し、私は答えを出すことはできません。

私が経験してきたことをお話しすることしかできません。

私は、大学時代、一般的な就職活動をしませんでした。

私は小学生のときから【政治家】になりたかったので、大学3年生のとき、当時あこがれていた政治家に直談判して、大学4年の1年間を今で言うインターンとして働き、卒業と同時に【秘書】として働き始めました。

無我夢中で働いた1年と2ヵ月。

結果は、選挙でその政治家が当選した当日、辞表を出し、やめました。

今でも、なぜこんなに思い切って辞表を出せたのか、不思議に思うことがあります。

中学、高校、大学と、クラブ活動はどんなに苦しくても嫌なことがあっても、3年間、4年間は絶対に続けると自分に言い聞かせ、歯を食いしばって続けてきたのに、一生の職業として選んだ道を、たった1年2ヶ月で【自ら折る】決断をしました。

激務だったとか、人間関係が複雑だったとか、理由を作ればきりがありません。

今でも覚えているのは、仕事を終え、真夜中に家に帰り、風呂に入り、風呂上りに鏡を見たときのことです。

鏡に映っていたのは、
【自分が一番なりたくない顔つきをしている自分】
でした。

その時、辞めることを決めました。

夢が破れた虚無感が私を襲いましたが、不思議と政治家になることに対して未練はありませんでした。

後々になって解ったことがあります。

私は【政治が好き】であり、【選挙が好き】でした。

大学でも法学部を選びましたが、法学を学ばずに政治学を学んでいました。

政治家を生業にするにあたって、一番大切なものが欠落していました。

【日本を動かす】、【日本のあり方を変える】気概がなかったのです。

【日本を動かしたいから政治家になる】という【こころざし】がありませんでした。

みんなから注目されたい、みんなの前で演説をぶちたい、そんな、卑近な動機で政治家を志していたことに気がつきました。

政治家になる目的がそんなだったので、目の前のことに囚われて、自分がなりたくない自分、つまり、卑しい自分になっていたことに気がついたのです。

【政治家になる】ことが【目的】だったのであり、【夢】である【日本を動かし、変える】ことのステップとして【政治家になる】ことではなかった。

だから、未練がなかったのです。

自分が当時もち得なかった、【夢】を描き、【目標】を持ち、【目的】を見据え、【今】を生きる人を応援したい。

それが今の仕事につながっています。

余談ですが、AKB48の新曲【根も葉もRumor】、いいですねえ。
初期のAKB48のガツガツ感が戻ってきました。

より良い就職活動ができるよう願っています。

【就活アドバイス】会社が社員にさせる研修の意味

スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんです。

学生の企業選びの条件の一つに
【研修制度が充実している会社】
という人も少なくありません。

では、企業にはどういう研修があるのでしょうか?

内定者教育、新入社員研修、各年次での研修、階層別研修、専門技術研修など、各種研修などなど、様々な研修があります。

私は学生に、
【研修で成長できると思わない】
とお話しします。

ほとんどの学生が【キョトン】と目を丸くします。

企業が社員にさせる研修の意味とはどういうものでしょうか?

企業は、社員が、【その企業に「売上」や「利益」をもたらす存在】になってもらうために、【各種研修】を実施します。
ですから、【売上や利益につながらない】研修は実施しません。

つまり、【社員の自己成長だけのための研修】は、企業は行いません。

企業が社員に行う研修には、いくつかの種類があります。

ひとつは、
【その企業の社員として必要最低限のことを学習してもらう研修】
です。

代表的な研修は、
【新入社員研修】
です。

社会人として最低限必要な素養を伝授する研修が新入社員研修ですね。

ふたつめは、
【基礎習得後、自己研鑽を促す研修】
です。

【技術教育】や【初級管理者研修】などが該当します。

基礎、基本を学び、現場で実践し、自分で考え、学ぶ【きっかけ】をつける研修です。

その他にもいくつか種類はありますが、全てに通じることは、
【企業が金をかける以上、費用対効果を常に考えている】
のです。

各種研修制度が整っている企業とは、
【研修後の効果確認】
を冷静に見ている会社とも言えます。

つまり、【この研修を受講すれば、これくらいの期待に応えてくれるだろう】
という尺度を持っているのです。

研修で成長できるのではなく、研修後の自己研鑽を求めているのが企業です。

【自分を成長させてくれる会社】を求めるのではなく、
【自分が成長する「きっかけ」を与えてくれる会社】
かどうかを見極めましょう。

よりよい就職活動が出来ることを願っています。

やるべきこと、できること、やりたいこと。

こんにちは!キャリぷらスタッフのみおです。
最近、社会人になる準備として本を読んでいます。そこには「仕事の3要素」として以下の記載がありました。

1、「やるべきこと」
目の前にあるやるべきことをどんどんやると

2、「できること」
実力がつくのでできることが増える

3、「やりたいこと」 
その結果、信頼されやりたいことに近づく

「やりたいこと」に辿り着くまでにはそれ相応の努力、鍛錬が必要なんですね。これは仕事だけじゃないと思います。例えば部活動で、スタメン選手に選ばれて試合で大活躍したいとき。そのためには必死に基礎を練習して、スキルを高めていかなければいけない。君に任せたら勝てるという信頼を監督から得て、スタメンに選んでもらわなければいけない。何事にも共通している当たり前のことのように思えます。でも、私は仕事になると他のことよりも道半ばで辞めてしまう方が多い印象を持っています。私の先輩にも新卒入社して3カ月で退職された方がいます。「こんなはずじゃなかった」「やりたいことと違う」とおっしゃっていました。その方を否定するつもりは全くありませんが、どこまで「できること」が増えたのか、会社のことをどこまで知ることができたのか疑問でした。いざ自分が同じ立場になったら、同じ選択をするのでしょうか。私はまだ学生で、社会人を経験したことがないから分かりません。

就活を行いながらしばしば思っていたことがあります。誰もがその会社で「やりたいこと」を持って、エントリーシートや面接で志望動機を述べていると思います。でも、入社してすぐにそこに関われる可能性は非常に低い。もしかしたら退職するまで関われないかもしれない。じゃあどうして志望動機なんて聞くんだろう?掘り下げるんだろう?これまでの経験や自分の強みについては伝えるから、そこで合否を判断し、適性のある所に配置してもらった方がいいじゃないか。志望動機なんて聞かないでほしい。就活って不思議だな、と。

でもキャリぷらで働いて、自分の「やりたいこと」と「やりたくないこと」は繋がっているとわかりました。直接的には「やりたくないこと」でも、間接的に「やりたいこと」を支えているのです。これに気付くには会社の構造を理解する必要があると思います。大きい会社だと見えにくいかもしれませんね。構造理解についてはこちらで詳しく書いています。

tanabear.hatenablog.jp

就職活動の時に誰かにこんなことを言われました。大きい機械の小さな歯車で働くのと、小さな機械で大きな歯車として影響力、裁量権をもって働くのとどっちが良い?と。これは人それぞれなのでどちらでも良いと思います。ただ、小さな歯車は自分がどの部品なのかが分かりにくいんだと思います。例え小さな歯車でも、抜け落ちたら機械が止まるくらい重要な部品かもしれません。影響力や裁量権は自分次第だと思います。

まとまりのない文章になってしまいましたが、私は間接的でも
「やりたいこと」の役に立つために、
「やるべきこと」に向き合い続け、
「できること」を増やしていきたいと思います。
皆さんはどう思われるでしょうか。

それではまた来週!!

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何からでも学べるんだよ

こんばんは。てんです。

お客様ととある打ち合わせ中のお話。
たなべあーがお客様にキャリぷらの現状など日本キャリアセンターの現状ことを話していたんです。
話終わった後、お客様はたなべあーに一言。
「なるほそ。今のお話は僕にこれからのことを示唆してくれてはるんですね。」と仰ったんです。
そんなお客様に対してたなべあーは、「全くそんなつもりはないですが、〇〇さんは何でも学びに変えはるんですね。」と。
そんな、とある出来事が今日のタイトルです。

前置きが長くなりましが、本題にうつります。
「何からでも学べる」というのは当たり前のことだと思う人も多いかもしれません。
でもそれがどこまでその姿勢でいれるかというのが重要ですよね。

「周りの人に教えてもらう、叱ってもらう」
これは直接自分に対してなにか言われたりすることなので、分かりやすく学びやすいですよね。
「先輩や上司の行動などを見て学ぶ」
これはどうでしょう。
「どこまで見ているのか」というのもですし、「どこまでを学べると考えているか」によって学びに変えられる量は個人差がすごく出てしまうと思います。

そうすると、1日の出来事を全部学びに変えられる人を100として、学びと捉えられる量が少ない人を30とした場合。
1週間5日勤務で働くなら、500のことを学べる人と150しか学べない人というふうに、1週間で350の差が出てしまいます。
それが1ヶ月間(20日勤務)で考えると、2000学べる人と、600しか学べない人、と1400の差ができます。

これを年単位で考えると恐ろしいです。
しかも、1日の出来事を全部学びに変えられる人は仕事していないただの日常で起きることでも学びに変えていると思います。
そう考えるのより恐ろしいです。

「何からでも学べる」当たり前のこと。
と、思っている人にとって、今一度胸に手を当てて考えるきっかけになると嬉しいです。
少なくとも私はまだまだ学びに変えられていません!
学ぶということを改めて考えたいと思います。

それではまた来週!

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【就活アドバイス】秋採用 【変えるもの】と【変えないもの】

スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんです。

今回は、今までの就職活動の振り返り方をお話ししたいと思います。

私が勉強している【解決志向ブリーフセラピー】という心理療法の中心哲学に、

1.もしうまくいっているのなら、変えようとするな。

2.もし一度やって、うまくいったのなら、またそれをせよ。

3.もしうまくいっていないのであれば、(何でもいいから)違うことをせよ。

という【3つのルール】があります。

これは私の経験ですが、仕事をする上でも生活する上でも勉強の上でも、かなり当てはまる気がします。

例えば、企業活動における、【3つのルール】に反する行動として、

1.せっかく順調に進んでいた業務の一部を良くしようと変えてしまって、逆に滞って前より悪くなる。

2.試行錯誤してやっと成功した事業のやり方に確信が持てず、再度試行錯誤して失敗する。

3.うまくいっていない事業はその時の特殊な時代背景によりうまくいっていないんだと信じ込んでやり続けたところ、その後一度もうまくいかなかった。

こういうことが企業活動においても往々にして生じます。

就職活動中の学生に置き換えると、

1.エントリーシートによる書類選考は通っていたが、面接で落とされたのでエントリーシートも見直し、それ以降書類選考も通らなくなった。

2.やっと一次面接に通ったが、その面接で通ったことがたまたまだと思ってやり方を変えてしまい、その後一次面接が通らなくなった。

3.就活本にあるマニュアルの通りにエントリーシートを書いているのでいつかは通ると思い変えていない。

こんなことがありませんか?

うまくいっていない学生の話を聞くと、通る通らないにかかわらず、企業によってエントリーシートや面接まで企業に合わせて変えている方か、もしくは全く変えていない方が多いようです。

企業に合わせて変えていくのは間違いではありません。同じ業界でも企業一社一社で性格は違いますから、それ自体は正しいのです。

態度を全く変えないことについても、それが【マニュアル】でなければ、【あり】でしょう。

【変えるもの】と【変えないもの】の【区別】をすることが大事だと、私は思います。

当たり前ですが、【志望動機】は企業によって変えなければいけません。

では、【変えてはいけないもの】とは何でしょうか。

それは、

選考通過時のエントリーシートの会社を思う【気持ち】

面接通過時の【熱意】

面接通過時の「その会社のためにだけ伝えようとした」【気概】

といったものでしょうか。

エントリーシートのように、文章で記述するものについても、面接のように人が相手でも、変えてはいけないものは、【熱意、気概、情】などの【情緒的】部分です。

漠然としている感じがするかもしれませんが、ぜひ、通過時の【気持ち】を思い出してください。そして、通過時の【気持ち】を再び続けてください。

通過しなかった場合は、【気持ち】を「なんでもいいから」ちょっとだけ変えてください。

そこが大きなチェックポイントです。

ぜひ、お試しください。

「仕事ができる人」とはどんな人?

スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんです。

学生からの質問で、
「眉毛さんが長い社会人生活で感じた、仕事ができる人ってどんな人ですか?」
と聞かれたことがあります。
なかなか難しい質問ですね。

そうですねえ。
私が尊敬している方は、年齢に関係なく全員が仕事のできる方です。
そうはいっても、皆さんには理解不能でしょう。

仕事ができるとはどういうことか、多少ですが解説します。
ハーバード大学のロバート・カッツ教授が提唱した、マネージャーに求められる3つの能力を分類した
【カッツの理論】、【カッツ・モデル】
と呼ばれる理論があります。

https://jinjibu.jp/f_management/article/detl/outline/804/
【出典:キャリアコンサルタントドットネット】

3つの能力とは下記のとおりです。

1. テクニカルスキル(業務遂行能力)
担当する業務を遂行する上で、必要な知識や技術を習得し駆使できる能力

2. ヒューマンスキル(対人関係能力)
仕事上の人間関係を構築する能力のことで、時と場合に応じた適切な会話、質問や傾聴、観察、立ち振る舞いを駆使できる能力

3. コンセプチュアルスキル(概念化能力)
仕事を取り巻く状況を俯瞰的、構造的、概念的に把握し、課題の本質を見極める能力

これらの能力は、
ロウアーマネジメント層(監督者層=主任・係長など)
【テクニカルスキル=ヒューマンスキル>コンセプチュアルスキル】
このマネジメント層に強く求められる能力は業務遂行能力と対人関係能力で、概念化能力はそれほど必要としません。
つまり、
「バリバリと正確に業務をこなし、お客様や上司・後輩と良好な関係を築き、信頼される人材」
が、仕事ができる人といえるでしょう。

ドルマネジメント層(管理者層=課長・次長など)
【テクニカルスキル=ヒューマンスキル=コンセプチュアルスキル】
このマネジメント層に求められる能力は、管理者として部下の上げた成績の合計が自分の成績になるので、部下の士気を高めるために、バランスのとれたスキルが必要になります。
つまり、
「部下を褒め、諭し、たまに叱り、信頼し、任せるところは任し、部下も自分も忌憚のない意見を言い合える関係をつくり、目標に対して意味づけをして信念を持って進む人材」
が、仕事ができる人といえます。

トップマネジメント層(経営者層=部長・本部長・社長など)
【テクニカルスキル<ヒューマンスキル=コンセプチュアルスキル】
このマネジメント層に求められる能力は、概念化能力と対人関係能力です。つまり、株主、得意先、仕入先、社員といった全てのステークホルダー(利害関係者)の期待に応え、会社の未来に思いを馳せ、会社の価値を最大化する能力が必要です。
つまり、
「見えない未来を見通し、会社に関わる全ての人に対し夢を与えられる人材」
が、仕事ができる人です。

それぞれのマネジメントレベルに応じて、仕事のできる人は変わってきます。

平社員のとき、バリバリと仕事をこなしていて、実務能力はすごく高いのに、管理職になったとたんに元気がなくなる人もいます。

伝統的な日本の会社の場合、総合職で採用するならば、マネジメント層が上がるにつれ、そのマネジメント層に就ける人数が絞られます。

ですから、新入社員に求める能力は、実際には、
【実務能力が高い】ことと【対人関係能力が高い】
ことが必須であり、出世する人は
【実務能力と対人関係能力が高い人の中から、概念化能力の高い人が選ばれる】
ことになります。

仕事ができる人はマネジメント層で変わるということをお分かりいただけましたでしょうか?

以前、【一流の社会人に会い、お話を聴く】という企画に参加したことがありました。

主催者の方の持論は、
【一流の社会人は謙虚である】
ということ。

私も激しく同意です。
付け加えるならば、一流の社会人は【真摯】です。

結論。
私が思う仕事ができる人は、
【目の前の仕事に真摯に没頭して取り組み、解決を図り、常に謙虚な人】
です。

ああっ。謙虚さが、欲しい(笑)

よりよい就職活動ができること、願っております。

それが人生なのよ

今日は人間学を学ぶ月刊誌「致知」8月号の中にある「九十七年間、一日一日を大切に歩み続けて」」の記事についての感想を書きます。

「自分の仕事が嫌だのなんだのって言ってたら、バチが当たると思います。」と97歳のいまなお現役薬剤師として働く比留間さんの一言で大事なことを思い出しました。

私は、良くも悪くも具体的に「これがしたい!」「将来こんなふうになりたい。」という考えがほとんどないのでこの仕事がしたいとかもありません。
なので今の仕事が自分のしたいことかと聞かれると正直わかりません。
でも、今の仕事をがむしゃらに頑張っていられるのは、たなべあーからの「お前は余計なこと考えんな。とにかく目の前のことを一生懸命してたらそれでええねん。」という言葉のおかげでした。
それなのに、そのことを忘れて「苦手な仕事は嫌だ」って気持ちに囚われて取り組むのをどうしても後回しにして逃げていることに、比留間さんの言葉を読んで気づかされました。
そうやって逃げているからいつまでもできるようにはならなくて、いつまでもしんどいというバチがすでに当たっているんだと思います。

また、どうしても辛い時、今の環境は合ってないんじゃないかとか、今より楽な方はないのかと探してしまったりしてしまいがちな私に、比留間さんが「どこに行ってもね、いいことばかりではないんです。でもそれが人生なのよ。」と語りかけているようにも思えました。
自分の何倍も生きて働いている人が言うんだからそんなもの探すのはやめて、最近ぬるかった自分に喝を入れてまた頑張りたいと思います!


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