スタッフブログ、水曜日担当の眉毛おじさんです。
このところ定期的にニュースで話題になるのはInstagramやTwitter投稿で炎上した
【不適切動画・不適切写真】ですね。
スーパーやコンビニエンスストア、ファーストフードチェーン店、弁当チェーン店、ラーメン店、ピザデリバリーやステーキ屋さんに至るまで、アルバイトと思しき店員が冷蔵庫や冷凍庫で商品の上に寝そべった写真を撮影してInstagramやTwitterに投稿し炎上。発覚後、企業が陳謝する事態が一時期相次ぎました。
そういう行動を取ってしまう心理状況は、ニュースサイトで数多く論じられておりますので言及しませんが、大多数の皆さんは、
「馬鹿なことをしたなあ」
というくらいの感想をお持ちなのではないでしょうか。
どちらかというと
【他人事】
【対岸の火事】
【自分はそんなことをしない】
と思っているのではないでしょうか。
そこに【落とし穴】があると思ってください。
これは想像ですが、このような不祥事を起こした方のほとんどは、
【こんな大事になると思っていなかった】
と後悔していると思います。
TwitterやInstagramというSNS(ソーシャルネットワーキングシステム)は、友人との連絡手段としても、自分の意見や感性を表現する場としても非常に【便利】なものです。
封書や電話といったコミュニケーションツールは、【一対一】のコミュニケーションツールであり、開封されたり盗聴されたりしなければ、【秘匿性】が高いですね。
その代わり、封書ならばその人の手にわたるまでに時間がかかるということや、電話ならば相手が何をしているか分からない上に【言った言わない】という【認識の齟齬】が生じやすいデメリットがあります。
即時性と文字で残せる【ファクシミリ】、もう利用する人が激減していますが、それさえも相手の手に渡ったかどうか分からない不確実性や他人にも読まれてしまうというデメリットがありますね。
それらのデメリットが解決されるツールとして【電子メール】が爆発的に広がりました。
ご承知のとおり、【秘匿性】、【即時性】、【証拠性】、【相手の都合の配慮】を兼ね備えたツールです。
【便利】には【落とし穴】があります。
メールの場合、送信ボタンを押したら取り返しがつきません。メールアドレスを間違えたら、思わぬ人に届いてしまいます。こういう【情報セキュリティ事故】は後を絶たないのです。
ましてやSNSになりますと、ネットワークを【駆け巡る】と思って間違いありません。
【あなたの知らない人が必ず見ている】
と思ってください。
【私はちゃんと「鍵をかけている」から大丈夫だ】
【公開範囲を狭めているから大丈夫だ】
という人もいるでしょう。
逆に言えば、公開範囲の中にいる人は、いくらでも【コピペ】ができる状態なのです。
悪意の有り無しにかかわらず、公開範囲にいる人が衝動的に【コピペ】してしまうこともあるのです。
何の悪気もなく、みんなと会話をしているつもりで書いた内容が【法律に反している】ことだったり、【公序良俗に反する】ことだったりするのです。
法律を知らなかった、常識を知らなかったではすまないのが、【ネットの世界】です。
就職活動中の学生も、これから就職活動をする学生も、社会に出る第一歩として、強く認識してください。
ネットで不祥事を起こしたために内定取り消しになったという話もあちらこちらで噂話として聞こえてきていますから。
【あなたの知らない誰か】は、企業の採用担当かもしれません。
【便利なツールには落とし穴がある】
そういう認識を持って、便利なツールを使いこなしてください。
さて、こんな説教をしている私は、FacebookもTwitterも、ブログも
【全て公開】
にしています。
もちろん、会社に勤めていた時は【会社の承認】を得ていました。
【会社が承認】したということは、【会社は私を信頼している】ということです。
そのため私は、【会社の看板を背負っている】という責任を強く感じていました。
学生の皆さんも、承認されているいないにかかわらず、【看板を背負っている】のです。
皆さんの【大きな看板】は【家族】であり、【居住地域】であり、【大学】です。
何か事件を起こしたとき、どのように報道されるでしょうか。
よくあるのが、【住所不定、無職、○○○○】
ですね。
【○○市○○ 会社員 ○○○○】
というのもあります。
公職にある公務員や教員(教員の場合は私立でも)は勤務先や学校名、氏名までも公開されてしまいます。
学生の皆さんが不祥事を起こすと、成人年齢が18歳になった現在では
【○○市○○ ××大学△年 ○○○○】
となるでしょう。
【家族や地域、大学の看板を背負っているのだ】
と強く認識してください。
そして、過去に投稿したSNSを見返し、不都合なものがないかどうか点検してください。不都合なものがあれば即座に削除すること。
そうすれば、間違いを起こさなくてすむと私は信じています。