人間の記憶とは曖昧なもので昔のことなどはもうほとんど忘れているんじゃないかと思うことさえある。
カケラ。そうカケラしかないのですよ。記憶のカケラ。
よかったこともうれしかったことも、苦しかったことも辛かったことも、全部カケラ。
カケラになればそう、みんなキラキラと光り輝いていたりするのだよ。
不思議。
過去の今日は、某メーカー向けに新企画の提案作成に追われていた日だったり、前年利用してた学生が学内イベントで挨拶に来てくれて喜んていた日だったり、矛先を他者に向けずに全てを自己責任で捉え、内省による消化または昇華により解決することを改めて強く決意した日だったり、はたまた、熊本の学生を大阪でお好み焼きに連れて行った日でも、北海道の学生と大阪でラーメンを食った日でもあり、キャリぷら東京で学生に埋もれていた日でもあり、割れた歯を半年も放置して激痛に悶えながら働いていた日でもある。
そんな忘れてたいろんなことを思い出せるのは、毎日「過去のこの日」としてFacebookが見せてくれるからで、私はこれがなかなか気に入っている。
その時代その時代の息づかい、感情、その他もろもろが思い出され、それが今はもう無くしてしまったものだったりすると思わずハッとすることもあれば、自らの言葉に励まされ、力をもらえることもあるから。
昔の自分に励まされるとはね。
そんな歳になりましたよね。うん。
いずれにしてもその時々にやはり身を裂くような出来事はあったわけで、でもそんなものは喉元過ぎればなんとやらで、まるっとまるめて懐かしい過ぎた日の出来事、思い出のカケラ。
遠くから見える無数のカケラは、キラキラとしていて、それはもうただ美しいわけで。
これはもう、みんな誰もが人生のデザイナーであり人生という芸術作品をつくるアーティストだよなと思うわけですよ。
そう考えるとなんか、テンション上がるよね。
というわけで、今日もミライのカケラをつくりましょう。
たなべあーでした。