スタッフブログ、水曜日担当の眉毛おじさんです。
前回のブログでは、「業界はなるべく絞らない方がいい」ことを理由とともにお話ししました。
今回は、それに関連して、
「今、成長している業界を中心に就活する」ことについての良し悪しをお伝えしたいと思います。
これまで生きてきて、時代により「トレンド業界」がどんどん変わっていきました。
大きなくくりでいうと、
製造業(第二次産業)→サービス業(第三次産業)
というトレンドの推移があります。
理系の学生は、メーカー人気がずっと続いていますが、人気ランキングはそれなりに変わっており、電機メーカーから食品メーカー、現在は半導体メーカーにトレンドが変わっています。
文系学生の人気は、時代をよく表しており、戦後は繊維、造船、商社、機械、電機、通信、旅行、銀行、エンタメ、ITなど、目まぐるしくトレンドが変わっています。
投資の世界とも通じるところがありますが、いま、トレンドの株を買うと、いわゆる
「高値掴み」
で、それを上回る株価にならず、損切りをしなければならなくなることがあります。
今、ぱっとしない株価の会社が、突然新製品が売れに売れて株価が急上昇することもあります。
つまり、これからこの会社がどうなるか、なんて、【わからない】のです。
一つ、気にしてほしいと思っていることは、「ほかの人と違う考え方を模索する」ことです。
それはどういうことかというと、利益を上げ続ける企業というのは、「ほかの会社と違うやり方をしている企業」であることが多いからです。
今までお話しした通り、自分が入った企業が成長するかどうか、それはわかりません。
しかし、もし、入ろうとしている会社がほかの会社と違うことをしていれば、生き残る可能性が高くなるのではないかと推測できます。
つまり、周りの人と同じように業界を選んでしまえば、その世代は人材過多で将来過当競争になる可能性が高くなると想像できるから。
過去、トレンドのトップにいた会社が今でも存続しているのは、売れ筋の商品が変わっていたり、新事業に挑戦していたりするからです。
過去、繊維を売っていた会社が、今では化学品を売っていたり、写真のフィルムを売っていた会社が製薬会社になっていたり。
時代の変化に柔軟に取り組めるかどうかも判断材料として考えてほしい。
とにかく、「未来はわからない」と思って、たくさんの業界、たくさんの会社を、当事者意識、つまり自分が働く姿を描きながら探っていってほしいと思っています。
就職先は株式投資と違い、あなたにとって【超長期的投資】です。
必ず良い将来が来ると信じ、来なければ自分がよい将来にする行動をしてほしい。
株かは操作できませんが、自分は自分で操作できます。
より良い就職活動ができることを願っています。