スタッフブログ、水曜日担当の眉毛おじさんです。
3年生や修士1年生の、この時期に多いのが、
「大学の休みの間、就活へ向けて何をすればいいでしょうか?」
という質問です。
夏のインターンシップに受かったり落ちたり、すこし時間ができた今の時期、何をすればいいか悩むのでしょう。
学生一人一人、就活への意識や進捗状況が違いますので、一般的な答えはありません。オンラインキャリぷらでは、じっくり学生の話を聴きながら、一緒に考えています。
多くの学生に共通していることがあります。
それは、「就活の都市伝説」をうのみにして信じていること。
例えば、
「深く業界研究をしなければいけないから業界を絞る」
とか、
「企業に顔を売るためにインターシップには夏も秋も冬も行く」
とか。
特に、「業界を絞る」という学生は多い。
「絞る」を辞書で知らべると、
【広がった状態のものを小さくする。】
㋐すぼめたり、くくって縮めたり、押し縮めて片寄せたりして、まとめる。「傘を―・る」「袋の口を―・る」「幕を―・る」
㋑範囲を狭める。整理して、取り上げる範囲をごく小さく限定する。「捜査の網が―・られる」「問題点を―・る」「的を―・る」
と書いてあります。
就職を意識してまだ間もない学生は、どんな業界があるか、どんな会社があるか、それこそ「自分が知っている会社しか知らない」状態にあります。
例えば、東京証券取引所に上場する会社数は3,900社、大手企業と言われる会社が上場している「東証プライム」の企業数は1,834社。
これらの会社の業界や事業を理解したうえで、受ける会社を「絞る」のならば、絞る理由はわかります。
ほとんどの学生は、それこそ知っている会社を三桁も言えません。
つまり、「広がっていない」状態のものをさらに「小さく」するのは、私は得策だと思っていません。
ましてや、その企業への内定、不採用の「決定権」は「企業側」が持っています。学生がどんなに絞ったとしても、意中の企業に内定するとは限らないのです。
ですから私は、「その反対をしたらどう?」と言います。
つまり、「たくさんの業界や企業をみたら?」と。
そうすると、「どうやってたくさんの会社を見たらいいかわからない」と言います。
インターンシップイベントや所属大学の先輩がどういう会社に行っているかを調べる方法もありますし、会社を知るにはそのほかにもたくさんの方法があります。
私が勧める方法は、
【東洋経済オンライン】
【ダイヤモンドオンライン】
で、「企業 ランキング」で検索することです。
この2社は、切り口を変えてたくさんの企業をランキング付けしています。
最近では、
「女性部長の比率」が高い会社ランキング上位50」
が掲載されています。
多分、この50社を全て知っているという学生は少ないでしょう。
いろいろなランキングを見て、
「知らない会社を知っている会社にすること」
まずは、この時期にやってみてほしいことです。
より良い就職活動ができること、願っています。