スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんです。
以前、ある大学で模擬面接を行なったときのこと。
面接の最初の設問は、
【自己紹介をしてください】
としました。
一見簡単に見える質問です。
しかし、学生には難しい質問になってしまう場合があります。
質問した側の意図と、学生の受け取り方に差が出る質問だからです。
ある学生は、【氏名・学校・学部・学科】のみ答えました。
ある学生は、【氏名・学校・学部・学科・所属ゼミ・所属サークル・趣味】を言いました。
ある学生は、【氏名・学校・学部・学科・自己PR】と続きました。
質問した側の感じ方で、
【質問に的確に答えている】か、【質問をはき違えている】か、変わるからです。
面接官の【考え方】は【見えません】。
単純に名前などの情報だけをほしいのか、自己PRまで言ってほしいのか、学生にはわからないからです。
面接官は勝手に思い込んでいます。【自己紹介】を【自己PR】までするだろうと思い込んでいる面接官もいますし、【単純に自己紹介】だけでいいと思い込んでいるかもしれません。
学生さんの心の中に、
【面接官の質問にはすばやく端的に答えなければいけない】
という気持ちがあると、【名前だけの自己紹介】になってしまうでしょう。
また、【面接官に質問してはいけない】と思うと、どちらで答えていいか迷ってしまうでしょう。
面接は
【会話を楽しむものだ】
と思えば、返答も変わります。
【自己紹介をしてください】と質問されたら、
【簡単にお伝えすればよろしいですか?】と確認質問をすればいいのです。
面接官の質問と返答がちぐはぐすると、面接官は、
【自己PRまで求めていないんだけどなあ】と勝手に思い込み、
【その後の学生さんの話を聴きにくい】
状態に陥ります。
短い面接時間の中で、面接官が聴いていない時間があると損をします。
面接官は学生さんを知りたがっているのであり、確認質問をすることによって、質問の意図と返答が一致します。
面接時間を有意義に使用するためにするのが確認質問だと思ってください。
より良い就職活動ができることを願っています。