2022/07/02/085202
なかった。
そこにはなにも。
伝わるかな?
なかった。
本当になかった。
そこにはなにもなかった。
本当になにもなかった。
当時愛する妻がひとりいた。
ただそれ以外にはなにもなかった。
本当になにもなかった。
資格もなかった。
技術もなかった。
経験もなかった。
実績もなかった。
人脈もなかった。
金もなかった。
なにもなかった。
おまけに僕がやろうとしていることには、前例もなければ支援者もいなかった。うまくいく確証などもちろんどこにもなかった。その代わりに、いや代わりにはならないけれど、できない理由は山のようにあった。でも、それ以外には、
もうなにもかもが本当になかった。
だから考えた。
そんな自分にできることを考えた。
そうまでしてなぜするのかを考えた。
だったらどんなふうにするのかを考えた。
つくった。
ゼロからつくることにした。
不思議がられても怪しまれても、
笑われても無理だと言われても、
自分を信じてつくることにした。
走った。
自転車で走った。
市街地を自転車で走った。
路上で声をかけて学生の相談に乗った。
やればやるほど周囲から笑われた。
だからそれ以上に笑ってやった。
笑い飛ばしてやり続けた。
注目された。
メディアに取り上げられた。
新聞、テレビ、ラジオ、雑誌に露出した。
夢の扉やガイヤの夜明けからも声がかかった。
尺が足りなくて放送には至らなかった。
でもやってることの有用性は確認できた。
全国の大学から仕事の依頼も来るようになった。
でもそうなるまでは何もない。
何も起きない。起きるまでは。
私は自分を信じてた。
自分を信じたからできた。
伝わるかな?
できたから自分を信じることができたんじゃなくて、自分を信じたからできた。信じて行動し続けたから、その結果として、できた。
なかった。
そこにはなにもなかった。
本当になかった。
本当になにもなかった。
伝わるかな?
届くかな?
最初に自分を信じてあげられるのは自分だけ。
はじめはなにもないんだから。
キャリぷら
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