キャリぷらスタッフブログ「全員正解」

キャリぷらスタッフのお仕事奮闘記。仕事は誰でも必ずできる!意識高くなくていいから仕事ができる社会人を目指します。

「キャリぷら、日本キャリアセンター、成り立ち、思い」を叫び綴る

口からエクトプラズムを吐くような勢いで、息巻いて、まさに息を飲むような壮絶な13年間について、うちの会社のことについて、そう株式会社日本キャリアセンターのことについて、立ち上げてきたその当事者として、主にその思いの部分について、今日は語ってみようと思う。いや、語る。

株式会社日本キャリアセンター。
そう。日本キャリアセンターという会社はそれはもう不器用な会社でしてね。いろいろな業界、業種があって、もっとお金になるようなところはいくらでもあるのに、よりによって学生なんていうおよそ世の中で最も金にならんだろうっていう相手のニーズと向き合って、その課題を解決していくことに決めましてね。以来、早や10年、ずーっとそれを生業にしてきた会社です。

それだけでももう十分不器用なのに、わざわざ安くない固定費をかけて都心部に場所を借りて、それも東京にも大阪にもキャリぷらなんていう手間とコストの権化のような施設をつくりましてね、それをボランティアで運営するなんていう暴挙からはじめるわけですよね。もう不器用なんてものは通り越して阿呆だと言われてましたよ。

でもね、やらなあかんと思ったんですよ。誰もやらんのならやらなあかんとね。明らかに困ってる学生たちが目の前に、そこにいるんだから。しかも、これは減りそうにない。構造的な問題があって、その根っこの問題を解決しない限りあらたにどんどん出てくる。いくらでも出てくる。あとからあとから毎年毎年新しく出てくるんです。キリがない。だったら、どんどんどんどん毎年新しいのが次から次へと際限なく出てくるんだったら、その学生たちを食いもんにしていっちょひと儲けするかってな事業者もたくさんありましてね、いやそんなつもりはないんでしょうね、ないんでしょうが構造的にも結果的にもそうとしか思えませんよねっていう事業がそりゃもーたくさんあるもんだから余計にね、なんとかせなあかんと私はそう思ったわけです。だから、対症療法じゃなくて体質改善、根本解決を図らなきゃならんだろうというわけでいろいろやるんですがね、これがもう大変なんですよ。時間もかかりますしね。それでいて金になんかなりゃしない。そりゃもたないですよね。そりゃ社員も辞めていきましたよね。いくよねそりゃ。うん。かたや食いもんにする事業者が多々ある中で、それどころかうちはキャリぷらで学生にメシまで食わせてましたからね。儲からん。無理もないですよね。

そんなわけで、目先の利益に走らずに、ブレない目的のためにただ愚直にやってきました。それが価値を生み出すまでには、もしくはそれ自体が価値に変わるまでには、本当に長い年月を費やす必要があるという類の取り組みでした。でも、それでいっこうに構わない。私はそう思ってました。何もお金が欲しくてやってるわけじゃないし、目立ちたいからやったわけでもないですからね。経済合理性の限界付近にある、ビジネスが解決に乗り出しにくいがゆえにそのまま放置されているような課題解決に、あーだこーだあーもー限界だっていうギリギリのラインで、限界まで自分を追い込んで、なりふり構わずひたすら打ち込んでみたかったんですから。今も昔も、うちの会社はそんな考え方ですね。とにかく変えたい。より良い仕組みに変えたい。何がより良い仕組みなのかをみんなで考えたい。つくりたい。学生が考えることで、行動することで、挑戦することで、失敗することで、気づいて学んで成長できる場や機会をつくりたい。彼らが彼らのよりよい未来をつくることで、よりよい社会の未来をつくりたい。どうすることがそれを実現するために有効な手立てなのか、そもそもより良い社会の未来とはどういうものなのか、そんなことを本気で考えて追求したい。それが当社の事業目的であり存在意義なんですね。

今、ほんとここ1~2年、ようやく全国の大学さんと、多くの企業さんと協力して、一緒になって寄ってたかって、やっと本格的にやれるようになりましたが、ちょうどキリよくね、10年はかかりました。
だからやっぱり、
日本キャリアセンターは不器用な会社なんですよ。


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