スタッフブログ、水曜日担当の眉毛おじさんです。
盛夏のこの時期に多い相談は、「インターンシップに受からない」という悩みです。
じっくりと学生の話を聴いていると、浮かび上がってくるのは、
「エントリーシートの書き方や面接の受け方には正解がある」
と思っており、その正解を訊きたいという気持ちです。
例えば、
「【これまで一番力を入れたこと】という質問に対し、私のエピソードは個人でやったことに偏っているので、チームでやったことを書いた方がいいか?」
という質問がありました。
この質問の裏には、「企業が求めているものはチームワークなのではないか?就活系ユーチューバーもそう言っている。就活系サイトでもチームでの取り組みが評価されるといっている。だから【正解は】そうなんじゃないか?」
という真意があるのではないかと推察します。
私はこの質問に対し、学生に伝えることは、
「質問はなんて書いてあるかな?【これまで】に【一番】力を入れたことだよね。これまでとは、今まで生きてきた人生の中でという意味だよね。一番は、人生の中で一番ということだよね。これをわかりやすく書いたらいいんじゃないかな?」
と言います。
一言、「どっちでもいいんだよ」と答えてもいいのですが、それでは学生を混乱させるばかりなので、このように答えます。
まず、大切なのは、エントリーシートでも面接でも
「設問に正確に答えること」
です。
設問と違うことを答えると、人事担当や面接官は、
「会社に入っても同じように頓珍漢な答えをするんじゃないか?」
という疑念が生まれます。それが「マイナスの再現性」になってしまうことがあります。
話を元に戻しますが、【一番力を入れたこと】が個人でやったことならば個人で構いませんし、集団でやったのならば集団で構いませんし、要は、
「一番力を入れたことならば、それについて詳しく話ができる」
ことが必要なのです。
就活で人事や面接官が聞きたいのは、どんな質問であっても
「あなたはどういう人か?」
ということが共通しています。
つまり、
「答えは【あなたの中】にある」
のです。
人事や面接官は、【正解】を持っているのではなく、【こういう学生ならば会社に入っても活躍しそうだ】という、【期待】できるかどうかを見ています。
人事や面接官の頭の中を見ることはできません。だから、正解を探すのではなく、
「質問に正確に真摯に答える」
ことを心掛けましょう。
より良い就職活動ができることを願っています。