社会にはばたく2022年卒の皆さんへ
オンラインキャリぷらに来た学生には、特にたくさんの気づきや刺激、深く考えさせられることばかりでした。
悩んでいる学生に対して、【お節介し続ける】と決め、行動しましたが、その間、厳しいこともお話しました。それで傷ついた学生もいるかもしれません。
途中から来なくなった学生さんもいました。
事実ですが、力不足を感じています。
皆さんの進路選択に、少しでも力になれたのならば本望です。
さて、今、皆さんは、不安と期待がない交ぜになった複雑な気持ちになっているのではないでしょうか?
ある方は、【就職するのをやめたい!】と思っているでしょう。
ある方は、【さあ!がんばるぞ!!】と思っているでしょう。
皆さんにとっては、【未知の世界】へ飛び込むのです。
不安や期待で心が落ち着かないのは当たり前です。
その気持ちが高じて押しつぶれそうになったときは、
【今、この瞬間、同じく社会に出るみんなも同じように落ち着かないのだ】
と思ってください。
気持ちが落ち着かないのはあなた一人ではありません。
一人で不安を抱え込まず、仲間と不安を共有してください。
これから社会に出る皆さん。オールド社会人としてあえて先輩風を吹かせて、エールを送ります。
☆「時間を守ること」が社会人の必須条件です。
学生時代の生活に比べると、朝、早く起きて準備をするところから社会人生活が始まります。
皆さんが考えている以上に、社会人は【時間を守る】ことのプライオリティが高いと思ってください。
【時間を守らない人は信用が置けない】
と考えるのは、社会人共通の考え方です。
遅刻はもってのほかです。
2回遅刻をすると、
「こいつはよく遅刻するやつだ」と【記憶に残ります】。
その後6ヵ月遅刻をしなくなって、やっとそのイメージを払拭できるでしょう。
【記録よりも記憶に残ることをしてはいけない】ということを念頭においてください。
☆「まずはやってみよう!」という姿勢で仕事に臨んで下さい。
皆さんが企業などの組織に属すことになると、最初は、
【仕事は与えられる】
ことになります。
与えられた仕事に対し【誠実】に取り組むことが何よりです。
つまらない仕事や面白い仕事などと、最初から自分のイメージで決めないこと。
例えば、
「この書類、コピーしてきて」
と、上司や先輩から言われたとします。
これを【たかがコピー】だと思ってしまったら、頭を使わない【作業】になってしまいます。
【コピーする文書は何か】【この文書はどういうものなのか】を考えながら仕事をしましょう。
仕事には流れがあります。流れの一部を担当していると思ってください。
☆仕事をやってみた上で【仕事の意味】を考えましょう。
最初は、【仕事をこなすことで精一杯】になるのが常です。
上司や先輩は、まず、【どれくらい仕事をこなせるか】を見ています。
就業時間中は仕事をこなし、家に帰ってから少しの時間でもいいので、
【今日やった仕事の意味】
を振り返りましょう。
【自分がやった仕事が会社にとってどういう意味を持っているのか】
【その仕事をすることによって、自分にとってどんな意味があるのか】
を振り返ることによって、仕事が【意味のあるものになる】のです。
逆に言えば、【意味のない仕事はない】ということを感じてほしい。
☆一人で悩まないようにしましょう。
企業などの組織に属するという意味は何でしょうか?
一人で仕事をするよりも多くの人が関わって仕事をすることによって、企業にとって利益をもたらす額が多いから、組織で仕事をするのです。
一人ひとりのパフォーマンスの総和よりも多くなければ、組織にする必要がありません。
皆さんが一人で出来ることには限りがあります。
上司や先輩に相談できる人になりましょう。
ただし、自分の頭で考えずに相談してはいけないのでご注意を。
これから訪れる未来に希望を持ち続け、目前の仕事に熱中し、没頭し、悩み、喜んでください。
あるとき、未来が開けていることを感じるでしょう。
さあ、まもなく皆さんは私たち社会人の仲間になります!
心待ちにしています。