キャリぷらスタッフブログ「全員正解」

キャリぷらスタッフのお仕事奮闘記。仕事は誰でも必ずできる!意識高くなくていいから仕事ができる社会人を目指します。

文字通りなにもなかった-キャリぷら10周年記念投稿(FB投稿で振り返る起業12年)vol.32

f:id:careerplatform:20210104093431j:plainこんにちは。
日本キャリアセンターの代表取締役社長で、街ナカのキャリアセンター「キャリぷら」代表のたなべあーです。
「たなべあーとは?」

今年の7月で10周年を迎える「キャリぷら」。
【地方国公立大学はじめ全国400大学以上の学生が利用し、新卒就活支援を起点に若者のキャリア支援を手掛けるプラットフォーム】ができるまでの軌跡を辿る旅。その第32回目です。


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世の中に生まれる前のキャリぷら。紀元前キャリぷらです。
キャリぷら東京ができてからはキャリぷら大阪と呼ばれるようになりましたが、もともとはここがキャリぷら、That's キャリぷらです。

大阪は本町にあった(昨年からオンラインになりました)キャリぷらは、オフィスの契約が済んで正式に場所の引き渡しを受けたのが2011年6月2日でした。
その後7月12日だったか11日だったかに正式オープンをするわけですが、引き渡しを受けたこのときにはまだ備品搬入前で、名実ともになにもありませんでした。本当に、なにも。

私にも何もありませんでした。まさに裸一貫というやつですよ。笑
それなのに、月額固定費をかけてこんな場所をやるなんてね。
なにそれ?そんなものいるの?どうやって維持するの?お金は誰からもらうの?バカじゃない?なに考えてるの?とまいろいろ言われました。笑
つくるにしてもターミナルじゃなきゃ学生は集まらないでしょ。大阪なら絶対に梅田(大阪駅)、少なくとも難波駅付近じゃないと、とも言われましたね。
私は真っ向から反発し、学生が絶対に降りたことがないであろう本町駅前につくりましたが。逆張りですね逆張り

そこからいろいろ、ほんとにいろいろありました。
初年度150人、翌年は700人、1500人、3000人、6000人、1万人と年間利用学生数は増えていきました。

上の写真ではきれいな床ですけど、最後はもうボロボロでしたよね。笑
途中から就活カフェとかゆーのがいっぱいできてきて、どこもけっこーオシャレなカフェ風なんですが、うちはどちらかというと部室とか研究室とかに近いイメージでした。

はじまりも異端でしたが、途中も異端でした。
現在の他とは全然違うユニークな場所、スタンス、ビジネスモデルは、そうして育まれてきたものです。

この先も同じような場所、同じような事業体は出てこないと思います。
あんなもの、絶対に続けられません。途中で絶対やっていけなくなりますよ。
実際これまでやって者だからこそ断言できますね。

そんなキャリぷらのはじまりの投稿です。
5年目に書いた投稿も下に載せましたのであわせてどうぞ。

2011年6月2日
引き渡し直後で床だけの株式会社日本キャリアセンター『キャリアぷらっトフォーム』。来週中にはオフィス家具の発注、搬入、パーテイションの設置を完了させる予定です。

2016年6月4日
なにかもう大昔のような気がする。
借りた当初のキャリぷら大阪の写真。
あれから5年。
予想以上に時間がかかったことや、
予定通りに時間をかけてきたこと、
そのぶん積み上がった経験値や、
築いてきた実績と信頼、
そして1万人以上の卒業生、
ほかには…
書き挙げればきりがない。
学んだこと、得たものは大きい。
なかでも経験値。
これはひと言で言っても、
その内容は実に多岐にわたる。
会社としては、
民間のキャリアセンターという常設の場を開き、
この利用者数でこの稼働年数運営してきた経験。
これはもう文句なしに、
ダントツでうちが一番だろうと思う。
また私個人としては、
就活生を対象とした相談業務という臨床経験。
これはどうだろう?
過去を遡った通算ではどうだかわからない。
しかし「この5年間または6年間で」
という条件をつけるのであれば、
間違いなくダントツで一番と言い切れる。
なぜそれが言い切れるかというと、
様々な客観的事実を持ち出さずとも、
そのことはすでに明らかだからだ。
私がやってきた以上に、
学生相談に時間を割くことは物理的に不可能だろう。
すなわち、就活生の心理や動態把握に関しては、
私が最も実状に近い判断をすることができる。
少なくともそう言えるだけのサンプル数がある。
さらに、これは結果としてだが、
破天荒で型破り、オンリーワンな経験値も多い。
「1日14〜15時間ぶっ通しで行う学生対応、
しかもそれを数ヶ月間毎日やり続ける」
とか、
「1日100〜150人の学生を1人で対応して、
やっぱりそれを数ヶ月やり続ける」
とかがそれだ。
いったい何人で、何時間になっているのか。
自身の臨床経験をいつか数値化してみたい。
世間からの認知とか評価を得ることよりも、
目の前の1人の学生と向き合うことを優先し続け、
気がつけば5年が経った。
いろいろと感慨深い。
しみじみと。

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