キャリぷらスタッフブログ「全員正解」

キャリぷらスタッフのお仕事奮闘記。仕事は誰でも必ずできる!意識高くなくていいから仕事ができる社会人を目指します。

【祝10周年】蝉が鳴き、キャリぷらが生まれた-キャリぷら10周年記念投稿vol.39

f:id:careerplatform:20210104093431j:plainこんにちは。
日本キャリアセンターの代表取締役社長で、街ナカのキャリアセンター「キャリぷら」代表のたなべあーです。

「たなべあーとは?」

今年の7月で10周年を迎える「キャリぷら」。
【地方国公立大学はじめ全国400大学以上の学生が利用し、新卒就活支援を起点に若者のキャリア支援を手掛けるプラットフォーム】ができるまでの軌跡を辿る旅。その第39回目です。


あの日鳴きはじめた蝉は、1週間~1か月で死んでしまったんでしょうね。
でも、あの日できたキャリぷらは10年経った今なおここにあって、日々成長と進化を続けています。

ほんとうにありがたいことです。

大阪市淀川区では、今朝、今年の夏はじめての蝉の声が聞こえてきました。
「ならばあの日もそうだったかも…」と考えて冒頭の書き出しに至った次第です。

とにかく、ほんとうにありがたいことに、
本日、キャリぷらは10周年のこの日を迎えることができました。
この場をお借りして深く御礼申し上げます。

昔から十年一昔と言いますが、流れのはやい現代においては何昔になるんでしょうね。二昔?三昔くらいでしょうか?
いずれにしても昔なんだから、もう昔話ということになりますね。

この昔話には芝刈りに行くおじいさんも、洗濯に行くおばあさんも出てきません。
むしろ刈る芝もなければぺんぺん草も生えないほど何も持たず何もなかったおっさんの話、そのおっさんが洗濯する暇もないほど忙しく走り回っていた話です。

いや、そんな昔話おもんないやろwwww
だから昔話はやめときます。笑
決しておもしろい話ではないのでね。

その代わりと言ってはなんですが、創業以来まだ何もなかったときから、おっさんがひとりでずっと言い続けてきたメッセージを書いておきます。
この昔話の主役である「キャリぷら」がどんな場所なのか、どんなふうにして今に至ったのか、その一端を垣間見ていただけるのではないかと思います。

<ここから>
学生なら誰でも無料で利用できる街ナカのキャリアセンターです。
日本中の学生が利用しています。
ここは全国の大学のキャリアセンターのサテライトキャンパスのデファクトスタンダードです。
学生のためにやってます。ここに来れば、機会と情報と食い物があります。でも、何も教えません。教える答えがないから教えません。一人ひとりがその目的に照らして、その状況下における自分にとっての最適解を見つけられるようになることを志向しています。そうなるためのトレーニング機会として就活を利用するという発想です。決して就活自体が、ましてや内定をもらうことなどが目的ではなく、それは自らを成長させるための手段であるという考え方です。だからここでは、自分で学んでもらいます。行動して、失敗して、気がついて、考えて、学んで、成長していくそのプロセスを我々はじっと見守るだけです。
ある意味での箱庭、社会の縮図のようなものです。人生の縮図であるかのような就職活動で、人生の練習をして社会を知れる。そんな場所でありたいと思っています。未来のトビラであり社会の入り口です。

ひょんなことから新卒採用と就活という領域を眺める機会があり、そこにいるプレイヤーはみんなそれぞれほんの少し何かが足りてないと、私にはそんなふうに見えたんです。学生にも足りてない。大学にも足りてない。企業にも足りてない。その足りない部分を埋める何か、そんな場所や仕組みが社会には必要なんじゃないかと思ってつくった場所、それがキャリぷらです。

キャリぷらがやりたいことは、すべてボランティアで行っています。自分がやりたいことなんだから、ある意味それが当たり前だと思ってます。ボランティアで運営する社会インフラ、それを維持継続していくためのビジネスモデルはその外側につくります。

かと言って企業の採用支援をして、学生1人入ったら金額いくらみたいな人材紹介モデルや、この領域で人材業界がよくやる既存のビジネスモデルは一切使いません。
我々がつくっているのは「場」であり「仕組み」であり、それらすべてを含めて「インフラ」です。ですから、インフラのビジネスモデルを採用します。期間を定めてインフラを利用していただくことで、企業や大学から使用料としての料金をいただくモデルです。電話や電気、水道やガスなんかと同じです。

ちょっとしたこだわりがあります。
広告を出したり学生に金券をバラまいたりして、無理に学生を集めたりしません。むしろ集まりやすいターミナル駅をはずして立地を選んだくらいです。主体性と意志を持った学生に、自主的に利用してもらいたいと願っています。
ガンガン営業して企業集めをしたりもしません。むしろ問い合わせのあった企業さんでも場合によってはお断りすることもあるくらいです。採用支援の事業者との違いを理解し、意義と効果に共感してくださった会社に使ってもらいたいです。それは、大学に関しても同様です。
ツンデレ事業運営とかツンデレ経営と呼んで、そんなスタンスでやっています。

そんなわけでキャリぷらは、学生も企業も大学も、横が見えることで自らを知り、お互いにブラッシュアップしながら全体のボトムアップが図れる場所です。そんな価値あるインフラですから、毎年数千~1万人の学生が利用し、北海道から九州までそれぞれ数百の大学と企業が利用する、まさにキャリアのプラットフォームとなっています。
<ここまで>

これを今、結果からみて言ってるんじゃないんです。つくった時から、何もないときからずっとこう言ってたってことですよ。ある意味病気というか、ちょっとこわいですよね。笑

紆余曲折、幾多の苦難を乗り越えて、今、
ほぼ言い続けてきたとおりの場所になっています。
なってなかったら大ボラ吹きの大ウソつきになるとこでしたから、ほんとよかったですよね。w

そろそろ話をシメたいと思いますが、そういえばこの投稿、年明けから続けてるこのシリーズ投稿も今日がなんと39回目なんですね。記念すべき10周年のその当日の投稿が39(サンキュー)とは。
なんとも神がかってると思いませんか?

というわけで、
サンキュー!

10年ありがとうございました。
次の10年もがんばります。