こんにちは。えつこです。
学生や卒業生の若手社会人からよく聞く悩み相談で、上位3位に入る内容が「質問が思いつきません」です。
その解決法は「よく見て、よく聴く」ようにすることだと思います。
この「よく見て、よく聴く」は、たなべあーが常々私たちスタッフに言っていることの一つです。
若手社会人(特に新入社員)でこれができている人は、実はなかなかいないのではないでしょうか。
できているとしたら、恐らく既に、同期と比べても一つ抜けた存在になっていることだと思います。
反対にうまくいっていないなと思う人がもしいれば、この「よく見て、よく聴く」を改めて意識してみることをおすすめします。
ちなみに、偉そうなことを言っている私はどうなんだという話ですが、ぶっちゃけかなり苦手です。笑
今までは何か一つのことに集中すると、周りから声をかけられても気づきませんでした。武道家には必要な力ですよね、そういうことにしておきましょう。w
また、よく見るという点でも、いかにできていないか分かるエピソードがあります。キャリぷらに転職して初めてたなべあーの営業に同行した際、「お前ずっと下向いて歩いてんな」とたなべあーに言われました。笑 やばいでしょ?
しかし、そんな私でも最近はだいぶマシになってきたと言ってもらえたので、経験を積み重ねればできるようになっていくんだと思います!
さて、では「よく見る、よく聴く」とは具体的にどういうことでしょうか。
ここでは私なりの解釈をお伝えします。
「よく見る」の中身は大きく2種類あります。
一つ目は、目の前のことに対してちょっとした変化も逃さないほどよく見る。
二つ目は、俯瞰して視野を広く周りを見る。
あなたはちょっとした動作や表情の変化を見逃さないほど、相手を見れていますか?
また、職場でPCに向かって作業している時、周りの人たちがどういう表情でどういう動きをしているか俯瞰して見れていますか?
ということです。ちなみにたなべあーは「俺は後ろも見えているからな」と言うのですが、確かに以前たなべあーの真後ろを歩いている時にあくびをしたらバレました。笑
次に、「よく聴く」です。これはシンプルに、一言一句聞き逃さないということです。
これが意外と難しかったりします。学生と接していても、何かしらの理由で話を聞いていない人は、実は少なくありません。(そしてそういう人の多くはその事実に気づいていません)
そうなる理由は個人によって様々だと思います。
分かりやすいのは、相手が話してる途中で話しはじめる人ですよね。こういう人は十中八九、相手の話をちゃんと聞けていません。
また、私の場合は、話を聞いている途中で違うことが思いつくタイプです。
違うことが思いついちゃったら最後。そのことを考えている間は、相手の話をちゃんと聞けていないことが多いです。複数タスクができるタイプなら同時にこなせるんでしょうけど、残念ながらワンタスク人間なので、違うことを考えながら人の話は聞けません。
また、思い込みが強い人も話が聞けていない人が多い気がします。途中で「恐らくこうだろう」と思ってしまう為、これはこれでちゃんと聞けていないです。
そして、大事なことを忘れていました。
「よく見る、よく聴く」を行うにあたって、一つ忘れてはいけない大事なことは、「よく考える」ことです。
丁度わかりやすいエピソードが先日ありました。たなべあーや他のスタッフ達と昔キャリぷら東京が入っていたビルの前を歩いていた時のことです。
その際にたなべあーと私が、我々2人しか分からないことを話していました。他のスタッフ達はそれを聞きながら後ろを歩いていたんです。
しばらく経ってからたなべあーが、後ろにいたスタッフ達に「普通やったらここでいろいろ質問してくるねんで」と言いました。
なぜ知らない話なのに質問しないの?ということです。
その後よくよくスタッフ達から話を聞くと、どうやら話の内容は聞こえていたそうです。でも疑問は感じなかったようです。
つまり、聞こえてはいたけど、何も考えていなかったということです。これは聴こえていただけで、聴いてはいませんよね。
もし考えながら話を聞いていたら、なんの話だろう?いつの話だろう?そもそもキャリぷら東京はなぜ移転したんだろう?など、たくさん疑問が出てくるはずです。
これがが、たなべあーのいう、「よく聴く」です。
これだけで周りの人達に対する質問の量が増えます。
それが1日24時間、365日積み重なると、1年後には圧倒的な差になるわけです。この差は非常に大きく、仕事の成果にも大きく影響します。
仕事がうまくいかない人は、スキルや努力、集中力、論理性等がないから伸ばさないとと思いがちですが、ただ単純に、「聴く」「見る」が足りないだけだったりするのではないかと思います。だからたなべあーも私たちに口すっぱく「よく見る、よく聴く」と言うんだと思います。
今までの人生で当たり前のように考えてきた人に対して、今まで何も考えてこなかった我々は、もう既に圧倒的な思考力の差が生まれています。笑
ですが悲観する必要はありません。
ただ単純に事実を受け入れて、今から前に進むだけです。一緒にがんばりましょう!