うまく言葉にできない。
なんというか、うーん。やっぱり言葉にならない。というか、ちょうどいい言葉やしっくり来る表現が思い浮かばない。そんな思いがここ最近ずっと頭の中にあって消えない。
驚くほど穏やかな時間が流れてる。
月に一度か二度、お客様を招いて食事をしてる。
それとは別にまた、月に一度か二度、卒業生もやってくる。
花火大会などは社員たちや卒業生、私のいとこ、その子どものJKとそのまた友だちのJKたちが集って、わいのわいのと賑やかにみんなで飯を食った。
社員旅行には社員以外にその兄弟(卒業生でもある)も一緒に行って、旅行先では日頃からお世話になってるお取引先様とバーベキューしたりお出掛けしたり、宿泊した海沿いのヴィラではひたすら肉を焼いて食っていたり。
なんだろう。
こんな生活をしたことがないから。
7歳からこっち、それはもう超ド級に貧しくって。反面、日本社会は老いも若きもバブルバブルで。19歳までかな。やれ旅行だ、やれキャンプだスキーだ、やれご馳走だ、やれブランド物だ、やれスポーツカーだと、右を向いても左を向いても私から見れば別世界。周囲にすればそれが当たり前であったであろうそのすべてが、あのどうしようもなく真っ暗闇のような暮らしの中にいた幼少期から少年期の私の目には毒だった。
自分には関係のないこと。
きっぱりとそう割り切った。以来、目の前で繰り広げられているこの景色の全ては見てはいけないもの。別の星の出来事。つまりはみんな宇宙人。いやこちらが宇宙人なのか、わからんけどまーこの際それはどっちでもいいわと目をつむり、耳を塞いでやり過ごしてきた。
そしてそれをずーっと続けてきた。
記憶に残る就活を経て就職。13年間の会社員時代の働き方、10年間の結婚生活、起業の仕方、起業後10年間くらいの働き方、その全てがちょっぴり人と違ってたのは、その期間もずっと周囲と同じ世界、つまりは別世界に行きたくなかったから。社会との間にできた見えない隔たりを敢えて取り払わずそのままにして、決して豊かにはならず、生活水準を上げずに生きてきた。ずっと。
この2、3年、私には関係がなかったその世界、あの別世界に自分がいる。そのうち慣れるのかな。まだ慣れない。不思議な気分だ。でも、たぶん、そうなんだろうな。驚くほど穏やかな時間が流れてる。
きっと仲直りをしたんだな。世界と。
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