スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんです。
世の中はすっかり年末の雰囲気です。正月を迎える準備であわただしくなっていますね。
就職活動をしている学生も、これから実家や自宅で大掃除に勤しむのではないでしょうか。
学生が正月にすべきことのひとつに、
【両親とじっくり話す】
ことがあります。
皆さんのご両親の世代は、バブル世代の方が多く、なかなか現在の就職活動状況が理解できないところがあります。
なぜならば、私たちのように人事や採用に携わっている人間以外は、
【自分の就職活動の体験を子供にも当てはめてしまう】
からです。
【就活ナビサイト】などは親世代の時にはありませんでした。
学校に来ている求人票を見たり、OB名簿からOBを頼っていったり、
学校採用枠(昔は各大学2人など、学校や学部で採用枠がありました)で応募したりと、情報が少なかったので、それなりにそのなかで活動をしていました。
現在は、就活ナビサイトから誰でも応募できる代わりに、インターンシップルート選考や本選考ルートなど、選考過程が複雑になりました。またエントリーシートやWebテストなど、選考回数が増えています。そのうえ、知名度の高い企業には数万人も応募していることなど、親世代はまったく想像できないことがたくさんあります。
そして、親世代が子供に対して思う、【親心】が、子供である学生さんの心を惑わします。
それは、
【寄らば大樹の陰】
という【幻想】です。
知名度の高い企業のほうが、知名度の低い企業よりも【安定】していると【錯覚】しています。
親世代は身にしみているはずです。年功序列はほぼなくなり、知名度の高い企業でも、しっかり働かなければ【大きな格差】がでることを。
絶対大丈夫だという企業が倒産したり、国有化される時代を親世代は経験しています。
安定している企業とは、【安定させる】社員がたくさんいて維持しているのです。
少なくとも、今の時代、企業に寄りかかる社員は採用しないでしょう。
自らが能動的に動かなければ、企業にも所属できない時代が来ています。
そのことを、よくご両親と話してほしいのです。
これから選考が進む前に。
選考が進んでから、親と話して反対されると、
【迷い】【戸惑い】
がでてしまいます。それは、選考にも影響を与えます。
なぜならば、【働く覚悟】ができているかどうかが、選考の通過不通過にかかってくるからです。
じっくり自分の進む道を両親と話し合い、納得してもらうこと。
じっくり両親の話を聴き、自分の進む道の確認をすること。
正月休みにぜひやっていただきたいと思います。
私のブログも年内投稿はこれが最後になります。
皆さん、よいお年を。