スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんです。
先日、ある就職情報会社が、学歴差別と取られかねないメールを流し問題になっていました。皆さんもご存じだと思います。
さて、実際、大学名で差別があるのでしょうか?
私は、「ある」という前提で取り組む必要があると思います。
では、どうやって【大学名での差別があるかどうか】を【見極める】ことが出来るのでしょうか?
企業ごとに見分けられる「可能性がある」簡単な方法があります。
事前に調べなければいけないことは、
【その会社の「総合職」従業員数(分からなかったら直近年度の新卒総合職採用数)】
【その会社の大学OBの数】
この2つです。
例を出してご説明しましょう。
AさんはB大学の学生。
AさんはC社を就職先の視野に入れています。
C社の【総合職従業員数】は【3200人】。
C社に在籍している【B大学のOBの数】は【40人】。
企業で働く期間を【20歳~60歳】と仮定して、【40年】。
それぞれの数字を【40】で割ると、
3200÷40=80人・・・それぞれの年齢に80人いると仮定。
40÷40=1人・・・年間【1人】採用されていると、想定できます。
この数字が多いか少ないか、B大学の学生在籍数が多ければ【採用確率は低くなる】でしょうし、在籍数が少ない大学ならば【採用確率は高い】といえるかもしれません。
また、新卒者におけるB大学学生の割合は【1/80】。
これも、皆さんの肌感覚で考えていただきたいと思います。
いずれにしても、【知名度の高い企業に採用される】ときのライバル(この言い方は大嫌いですが)は、
【B大学でC社を志望する学生】
なのです。
C社に採用される確率は、
【1/80×C社に応募するB大学の学生数】
です。
C社に応募するB大学の学生数(これは皆さんには把握できませんが)仮に200人だったとすると、200分の1の確率です。
大学受験の時は、偏差値や入試倍率、センター試験の成績を勘案して、志望校を選んだのではないでしょうか?
企業は偏差値ではかるものではありませんし、就職活動では、それぞれの企業の大学別採用倍率は知ることができませんが、知名度の高い企業の倍率は大学入試と比べ物にならないくらい高いと思ってください。
知名度の高い会社と知名度の低い会社のバランスを考えて、効率的な活動を行なうことをオススメします。
よりよい就職活動が出来ること、願っております。