こんにちは。
日本キャリアセンターの代表取締役社長で、街ナカのキャリアセンター「キャリぷら」代表のたなべあーです。
「たなべあーとは?」
今年の7月で10周年を迎える「キャリぷら」。
【地方国公立大学はじめ全国400大学以上の学生が利用し、新卒就活支援を起点に若者のキャリア支援を手掛けるプラットフォーム】ができるまでの軌跡を辿る旅。その第40回目です。
前回の投稿に書きましたが、キャリぷらは先週既に10周年記念日を迎えました。ですが、今年が10周年Yearであることには変わりませんので、この記念投稿はしばらく続けていきます。
というわけで、引き続きご愛読のほどお願いします。
さて、私はこの週末、細田守氏が監督するアニメを観ていました。
「時をかける少女(2006年)」「サマーウォーズ(2009年)」「おおかみこどもの雨と雪(2012年)」「バケモノの子(2015年)」「未来のミライ(2018年)」と、それはもう貪るように観ました。余談ですが、現在公開中の「竜とそばかすの姫」は絶対観に行きます。とても楽しみです。
話を本題に戻します。この10年間、いや起業後の12年間をご存知の方は察しがつかれるのではないかと思いますが、私はテレビや映画、アニメ、漫画などを一切観ることなく暮らしてきました。
もっといえばそのずっと前からなんですけど、そもそも貧しい家庭で育った私は、世間一般で言う娯楽やエンタメとは無縁な生活を送ってきたんですね。
その反動というか、知らないものをそのまま知らないままにするのは嫌だなという私の特性もあって、ここ最近、正確に言うと2年と少しですが、ものすごい勢いで映画やアニメを観ています。
そんな中で細田作品はまだ観てなくて、この週末に観た、という流れになりました。
彼の作品には、愛がありますよね。
親子を中心とした家族の絆、過去への敬意と未来への希望、周囲との関係性や時の流れの中で、今というものを置いてみる。自分とは何かを考える。
そうして成長しながら主体として自分や自分の人生をつくっていく主人公や登場人物の姿を見せることで、そのうえで毎日を生きる力を観る人に与えてくれるようなところがあります。
あえて非日常との対比を用いることで、日常にある種の意味を与えていくわけですが、そのプロセスでは不安や悩み、うまくいかない現実なんかも、もう全部ひっくるめて世界をとても肯定的に捉えていくわけです。
私がここで書きたかったことも、いわばそういうことだったりします。
2013年7月11日
なんだか次々に学生がメッセージをくれてありがたい。全員がうまくいってほしい。
ただただそのことを願っている。
でも結局、私のことは私にしかできないように、彼らのことは彼らにしかできない。
各々各人が主体性を発揮し、覚悟して自分の人生と向き合っていく以外に解決策が見出されることはない。
余談だが、人は間違うものだし、社会は完璧ではない。
そんなことを、一人ひとりが悲観するのでなく事実として前向きに捉えてほしいと願う。
そのうえで、それぞれが当事者意識を持って自分の人生を、社会を創っていってほしいと願う。
そして、こうして小うるさいことを言うからには、私は自分の人生においてその実践者でありたいと願う。
うわー。
大阪は今日も暑い。