キャリぷらスタッフブログ「全員正解」

キャリぷらスタッフのお仕事奮闘記。仕事は誰でも必ずできる!意識高くなくていいから仕事ができる社会人を目指します。

幸せとは。-キャリぷら10周年記念投稿(FB投稿で振り返る起業12年)vol.23

f:id:careerplatform:20210104093431j:plainこんにちは。

日本キャリアセンターの代表取締役社長で、街ナカのキャリアセンター「キャリぷら」代表のたなべあーです。(よろしければこちらもどうぞ「たなべあーとは?」

今年の7月で10周年を迎える「キャリぷら」。
【地方国公立大学はじめ全国400大学以上の学生が利用し、新卒就活支援を起点に若者のキャリア支援を手掛けるプラットフォーム】ができるまでの軌跡を辿る旅。その第23回目です。

いつもはFBの過去投稿からピックアップして書いていますが、今日は趣向を変えて書き下ろしです。

幸せと物質的な豊かさの相関性は低い。

例えば住む場所、スペースの広さなんかもそうです。
むしろ狭い部屋、こじんまりした場所にこそ、
本当のホンモノといえる豊かさがあったりします。

実際に、自分自身の過去を振り返っても、やはりそう思いますね。

7歳の頃から数年、いわゆる小学生の低学年時代、私は絵に描いたようなボロボロの狭い家
中で、どこかから自分で持ってきた大きな段ボール箱の中に入って、自分について、人間に
ついて、社会について深く考え、建設的に未来を思い描くことに夢中でした。

あの段ボールの箱は畳なら半畳ほどの広さでした。

大学生のとき、入学式の次の日から2年半に及ぶ路上生活を終えて、やっとの思いで借りたあの部屋。あの狭いワンルームマンションに手足を伸ばして寝そべった日のことを、私は生涯忘れることはないでしょう。

伸ばした手足が壁につきそうな狭い部屋でした。

新婚時代に住んでた丘のうえの小さなアパートは、坂が多くて駅から遠くて、玄関開けたらすぐ部屋の中で、風呂場には脱衣所もなかったけど、もうあそこには人生の幸せの全てが詰まっていたし、価値あるものの全てがそこにはありました。

変な間取りの2DKのマンションでした。

会社員時代、のちに大成功を収めることになる新規事業部の支店立ち上げも、赴任当初は既存の3つの事業部の方々にお願いをして、倉庫を整理してスペースを空けてもらいました。

たったデスク2個分の狭いスペースでした。

起業してすぐに借りた初めての自分のオフィスは、住居を兼ねたSOHOマンションでした。あの狭い部屋で一人、脳に汗をかくほど考えて、自転車で街を走るボランティアやキャリぷら、モギ就などのアイデアを形にしていきました。

風呂トイレキッチン込み10平米(6畳)の広さでした。

キャリぷらとて同じことで、特にキャリぷら東京などはそうでした。移転に次ぐ移転、縮小に次ぐ縮小という憂き目にあいながらも、その営みの質が落ちたり、そこから生まれる価値が目減りしたりすることはありませんでした。

合計3回の移転と都合4回のフロア縮小を行いました。

これらのことからもお分かりいただけるように、やはり広さなど物質的なことが問題なのではなく、そこに住む人、使う人が、目の前の事実をどのように捉えて、どのように生きているのか、つまりは、その人の生き様そのものが、その人が豊かであるかどうかを決する要因なのだと思います。

人としてどう在るのか、どう生きるのか。

そこをよく考えることで人生は今より豊かになる。
のみならず、
まだ見ぬ社会の未来さえも豊かにすることができる。
私はそう信じています。