キャリぷらスタッフブログ「全員正解」

キャリぷらスタッフのお仕事奮闘記。仕事は誰でも必ずできる!意識高くなくていいから仕事ができる社会人を目指します。

面接でスラスラ詰まらず話す必要ないよロボットじゃあるまいし。

学生と模擬面接をした後にこんなやりとりをしました。


私「面接やってみて気づいたことを教えて。
できたこと、できなかったことはある?
まずは、できたと思うことを教えて」

学生「ちゃんと準備してたガクチカや自己PRについてはスラスラと話せたのがよかったと思います


私「うん、たしかにスラスラ話せてたね。じゃあ逆にできなかったことは?」


学生「準備してなかった質問をされたときに、すぐに答えることができなかったり、話の途中で詰まったりしてしまいました

私「なるほど。たしかにそうだったね…」

さて、いかがでしょう?
みなさんはこれ見てどう思いましたか?
なんとなく違和感を感じた人、スルどいですよ。

しっかりと暗記してきた内容を、まるで録音したものを再生するかのように話す。
これ就活をする学生にとってはまさに「あるある」です。

一方で、「質問されたらすぐに答えなきゃ」とか、「詰まらずにスラスラと話さなきゃ」という強迫観念にも似た思い込みを持っているのも、同じく就活生あるあるです。

でも実はこれ、なんと逆であることが多いですよね。上の会話で言えば、できたと思ってる部分とできなかったと思ってる部分が逆です。

面接は対話です。
暗記した文章をスラスラと読むように話されても頭に入ってきません。それどころか、なんとなく真実味がないというか嘘くさく聞こえたりもします。なんというが血の通った感じがしないというか、ロボットっぽいというか・・・暗記してた内容とそうでない場合の話し方があまりにも違いすぎて、べ、別人か⁉︎と思うことも少なくありません。笑

それに、早押しイントロクイズじゃあるまいし、すぐに答える必要なんてありません。もちろん程度問題ですが、途中で詰まったっていいんです。繰り返しになりますが、面接は対話です。スピーチコンテストでも、はたまた尋問でもありません。スラスラと上手に話さなくても伝わればいいですし、すぐに答えなくても、面接官は机を叩いてカツ丼をひっくり返すこともなければ、髪の毛を引っ張ったりもしません。笑

面接官はあなたがどんな人なのかを知りたがっています。スラスラ話すことよりも、考え方や価値観、物事への取り組み方などしっかりと自分の特性を伝えられることが大切です。

もちろん会社にもよりますから一元的に「こうだ」と決めつけることはできませんが、数百社の採用活動のお手伝いをする限り、また過去数万人の学生の就職活動を見てきた限りにおいては、信憑性の高いアドバイスとして参考にしてもらっていいと思います。

ちなみに、今回の話では採用側と学生側のそれぞれにおいて気にしているところが違いましたね。気にしてるところと気にしていないところが逆になってることが意外にも多いのが現実です。

そのあたりのお話については、また別の投稿でも書いていくつもりです。
気になる学生は次回以降の記事もチェックしてください。

それではまたお会いしましょう。
たなべあーでした。


後日加筆!この投稿の続きを読みたい人はこれね。

tanabear.hatenablog.jp