スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんです。
以前、企業の採用担当と就職活動中の学生が集まり、【相互質問】をする会を開催したことがあります。
企業人事にとって、新卒採用活動をしている中で、学生さんの忌憚のない意見や感想を聞ける場は、そう数多くありません。
当たり前の話ですが、企業で学生にアンケートをとっても、その企業にとって都合の悪いことを書く学生はほとんどいませんし、都合の悪い感想を話す学生もいませんから。
そのような貴重な機会を生かし、学生にお聞きした質問。
【つまらない会社説明会とはどういう説明会か?】
【つまらない会社説明会に参加すると志望度は落ちるか?】
【つまらない会社説明会とはどういう説明会か?】
という質問に対して、学生の答えは、
【採用担当者(説明者)の説明が「棒読み」】
【採用担当者の「目が死んでる」】
【採用担当者に質問をしても返ってこない】
【採用担当者の会社に対する知識が足りない】
【採用担当者がパワーポイントに書いてある内容を読んでいるだけ】
などなど。
学生の答えを聞きながら、企業の人事担当者は、心の中で【自分は大丈夫だろうか?】と自問自答をしていたようです(笑)。ちゃんと、ちゃんと【見られて】います。
第二の質問、
【つまらない会社説明会に参加すると志望度は落ちるか?】
には、問いかけた学生全て、【志望度が落ちた】と回答。
また、採用担当者が腕を組んでつまらなさそうにしていたら、
【こういう社員がいる会社では働きたくない】
と思われると、ある会社の方からお聞きしました。
採用担当者の【一挙手一投足】が、企業の志望度に影響するということを改めて実感しました。
私は、
【採用担当者は会社でナンバーワンの営業担当者でなければならない】
【採用担当者は会社でナンバーワンのプレゼンターでなければならない】
と信じています。
長期的視点に立てば、人材を採用することは【企業にとって最大の投資】だと思うからです。
しかし、新卒採用をする全ての企業がそのような想いを持っているわけではありません。
【学生を選ぶ】志向が強い企業も少なくない。
学生を選ぶ志向が強い企業の傾向として、採用担当に【人事初心者】を配置することがあります。
人事業務の範囲は広く、主なものでも【新卒・中途採用】、【人事異動】、【人事査定】、【昇給・昇格】、【社会保険、労務】、【教育・研修】、【人事制度企画】、【賞罰】などがあります。
それら業務の中で、初心者でも取っ付きやすい(と思いやすい)のが、【新卒採用】だという会社も多いのです。
もしかしたら、【つまらない会社説明会】をしている会社は、【人事初心者】の社員がプレゼンテーションを担当している会社かもしれませんね。
しかし、その採用担当への学生のフィードバックは、前述のとおり【ホンネ】のフィードバックにならないため、修正しようがないのです。
その会社の歴代の採用担当者がおなじように【つまらない説明会】をしている可能性もあります。
それでも、【学生の応募が多数ある】のが、【学生を選ぶ志向の強い会社】です。
学生には、
【採用担当の行動や言動だけを見て会社を評価してはいけない】
ことをお分かりいただきたい。
OB訪問で社員と話すと、ガラッとイメージが変わる会社もありますから。
しかし、【企業姿勢】が現れるのも採用です。
【企業を選ぶ姿勢を忘れないこと】で、企業を見る目を養いましょう。
よりよい就職活動ができることを願っています。