スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんです。
以前、学生からされた質問です。
Q:眉毛おじさんが大学時代や20歳代の頃の最大の後悔は何ですか?
A:
若かりし頃の最大の後悔ですか・・・。
うーん・・・。
うーん・・・。
あっ。
一つだけ、ありました。
学生時代ではなく、高校時代なのですが、一つだけありました。
【祖母の死に目に立ち会えなかったこと】
です。
母方の祖母はもともと心臓が弱く、心労が重なったこともあり、倒れ、救急車で病院に運ばれました。
私と父は、ゴルフ練習場にいました。
高校時代ゴルフ部に所属していた私は、その後に迫った大会に備え、練習ボールをたくさん借り、練習を始めた矢先、館内放送が父親の名前を呼びました。
電話に出るため父親がフロントへ向かいました。
打席に帰ってきた父親は、難しい表情を浮かべ、
「おばあちゃんが倒れた」
と一言。
鼓動が早鐘のように鳴りました。
「俺は今から病院に向かうが、おまえはどうする?」
と父が私に聞きました。
私は、大会が目前に迫っていることや、練習ボールがたくさん残っていて、【もったいない】と思う気持ちが先走り、
「練習するよ」
と言ってしまいました。
父親が病院に向かった後、一人で残った私は、練習に集中することなど出来るはずもなく、早く打ち終えて家に帰りたい一心でボールを打ち続けました。
練習を終えた後、一人で家に帰り、病院にいる父母からの連絡を待っている時間の長いこと長いこと。
やっと父親から連絡が入り、
「現在酸素吸入中だが意識が戻り容態は安定している。もう少し様子を見てから帰る」
とのこと。
すこし安堵し、父母の帰りを待ちました。
父母が帰宅し、容態を詳しく聞くことが出来ました。
心臓の働きが弱く、予断を許さない容態でした。
翌日はどうしても学校に行かなければいけなかったので、お見舞いにはいけませんでした。
母親が見舞いに行きました。その日は体調が良く、祖母と母親は昔話に花を咲かせたそうです。
母親の話によると、容態も安定しているとのことでした。
その話を聞いて私は、お見舞いは3日後の週末に行けばよいと決めました。
2日後、祖母は他界しました。心不全でした。
【一目会い、一言、言葉を交わしたかった】
これが私の一番の後悔です。
後悔したことを思い出すのが難しい。なぜならば、思い出したくないので潜在意識に押し込めているからだと思います。
【取り返しのつかないことをしたこと】
が、後悔につながっている、私はそう思います。
その後、父方の祖母、母方の祖父、父、母が鬼籍に入りましたが、後悔しませんでした。
この一件があった後、
【最悪の事態を想定しておくこと】
を実行することにしたからです。
学生時代も、社会人になっても、後悔という後悔はしていません。
カウンセリングの勉強をして、
【過去と他人は変えられない】
という言葉を知りました。
変えられない過去は、反省はしても後悔しないこと。
【なぜそうなったんだ】よりも【これからどうする】に重点を置くこと。
肝に銘じて、日々を過ごしています。
みなさんのよりよい就職活動が出来ること、願っております。