スタッフブログ木曜日担当の眉毛おじさんです。
以前、学生と話をしていたら、
【先日面接へ行った際、面接官の方からのフィードバックで「好きな食べ物は?という質問に対してりんごとしか答えてないよ。もっとアピールした方がいい。」と言われてしまって悩んでいます・・・】
こんな相談を受けました。
もちろん、【好きな食べ物は?=りんご】の設問はたとえ話ですので。
なかなか難しいですね。明確な答えがありませんので。
面接官によっては「りんご」でいいときもありますし、
面接官によっては「りんごです。紅玉をアップルパイにして食べるのも好きです」
という答えを求める場合もありますし。
集団面接にしても、個人面接にしても【受身】になってしまうのは仕方ないです。
なぜならば、面接は【面接官の質問から始まる】からです。
では、どうすればいいのでしょうか?
【面接は会話である】
ということを認識することが一番だと私は思います。
これが友達との会話だとすると、
「キミは食べ物で何が好き?」
「りんごが大好き!一度に4個食べたことあるよ」
「うわー。本当に好きなんだね!」
「うん。その後おなか壊して大変だったんだけどね」
「それくらい好きなんだ」
「そう。りんごが目の前にあると、おなか壊したことを忘れて今でもたくさん食べちゃう」
こんなふうに続きますよね。
面接官は質問すること、そして学生から応えてもらうこと、会話をすることで、働く姿を想像しています。
しかし、会話が成り立つかどうかも、時と場合によります。
面接時間が一人当たり極端に短い、そうですねえ、5~10分未満の場合、面接官はその学生の働く像を想像するために必死ですから、立て続けに質問をしてくることがあります。
そういう面接のときは端的に応える方がいい場合もあります。
とにかく、わからないのです。
ですから、私は学生に、
【確認質問】
をすることをお勧めしています。
たとえば、
「好きな食べ物はりんごです。りんごが好きな理由をお話ししてよろしいですか?」
と。
そうすると、面接官は、
「ぜひお話ください」
もしくは、
「いえ、結構です」
また、
「では、短くお話ください」
などと言うでしょう。
そこで、質問と回答のすりあわせができますから、面接官と学生の間に共通認識ができて、面接官は学生さんの話に集中できるようになります。
よりよい就職活動ができること、願っております。