キャリぷらスタッフブログ「全員正解」

キャリぷらスタッフのお仕事奮闘記。仕事は誰でも必ずできる!意識高くなくていいから仕事ができる社会人を目指します。

会社を辞めようかと考えている若手社員へ

こんばんは!
ちひろです。
 
 
たなべあーがFacebookでも投稿してくださっていましたが、
実は私4月末でキャリぷらを退職することなりました。
 
5月からは以前働いていたデザイン事務所に戻ることになりました。
 
 
今日は退職の話をたなべあーにしたときのことについて書こうと思います。
 
 
 
絶対に怒られる。絶対に呆れられる。
心臓をバクバクさせながら
「デザイン事務所に戻りたいです」と打ち明けました。
 
 
それに対してたなべあーは、
「どの選択を取るのもちひろの自由だから止めないよ。
 でも覚えておいて欲しいのは、
 今辞めるということは目の前の嫌なことから逃げる、
 ということだからね」と話してくれました。
 
 
 
『デザインを勉強したい』という目的があるから、
今回の選択は逃げではない、そう心のどこかで思っていたんです。
でもやっぱり逃げなのか...と、心の中はモヤモヤしだしました。
 
 
 
続けてたなべあーはこんな話をしてくれました。
 
ちひろはジャッキーチェーンの映画は観たことある?
 ジャッキーチェーンの映画は大体パターンが決まっていてね、
 序盤にジャッキーの身内や知人がひどい目にあって、
 その後に出会った師匠の下で拳法の修業をして強くなって復讐をする、
 という展開になる。
 
 師匠のもとでやる修行の内容は、
 どれも一見拳法には全く関係なさそうに見えることやねんな。
 例えば、水を入れたコップを手や膝に載せて落とさないように一日中動かずに同じポーズをとるとか。山に入って一日中木を切り倒して、全部手で引きずって山から降ろすのを1か月毎日やるとか。
 それを来る日も来る日もやり続けるとどうなると思う?
 そう。いやになる。
 なんのためにやってるのかわからないし、ちっとも目的に対して近づいている気がしないから、ただしんどくて辛いだけの毎日になる。焦るしね。
 でも、ここでやめたら事は成せない。心なのか、身体的なことなのか、強さなのか、しなやかさなのか、その拳法を習得するために必要なものが足りていなくて、その足りていない何かを拳法が習得可能なレベルまで補うためにやってることやねんな。全部意味があるし、目的を達成するために避けては通れないことばかり。
 ちなみに、ジャッキーはこれらをすべて乗り越えて、やり切って、最終的には拳法を教えてもらって強くなる。
 
 
 この話で例えると、ちひろは修行を初めたばかりなのに、
 いきなり拳法(デザイン )を学ぼうとしてるんよな。
 
 デザイン事務所に戻ることは止めないけれど、
 今キャリぷらを辞めることは逃げであるということを覚えておいて欲しい。
 
 デザイン事務所でもまた同じことを繰り返さないように。
 どんなに嫌な仕事でも、しんどい仕事でも、地味な仕事でも、
 逃げずに頑張らなあかんで。
 
 ちひろは心身共に弱いから。
 小さい山を何回も乗り越えて強くならないといけない。
 でもそんなうちやからそんな微調整もできたけど向こうじゃたぶん無理。
 もっと言うと、練習用につくった小さな山すら越えられなかったわけだ。
 だからな、ちひろ、この先ほんまに大変やけどがんばらなあかんで。
 乗り越えていけば仕事が少しずつできるようになって、
 どんどん人生が面白くなってくるから。 」
 
 
 
内心は心底呆れられてたかもしれませんが、
たなべあーは最初から最後まで、怒ることなく、
優しい言葉で話してくれました。
 
 
私が昨年デザイン事務所で心身ともにボロボロになってたところを拾ってくださり、
仕事が全くできない私に会社の利益とは全く関係のない
本当に私の成長のためだけの仕事を用意してくださったり。
よくもこんな選択ができたなと端から見れば思われるはずです。
それについてはもう何も言い返す言葉がありません。
 
でももう自分が選択した以上は、
本当に次はないという気持ちで頑張ります。
 
あと私にできることとすれば、
残り1ヶ月とちょっとの期間で
いただいたお仕事を最大限に取り組みます。
 
そしていつか田辺さんえつこさんてんさんまゆげさんに
お世話になった恩を返せるように、
次の職場でも頑張りたいと思います。
 
 
 

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Ohne Hast, ohne Rest (焦らず、休まず)
昔農家のおじちゃんに教えてもらったこの言葉を思い出しました。
つい結果ばかりを求めて近道をしたくなるけれども、
まずは目の前の仕事を真面目に全力で取り組む。
結果的にそれが一番自分の目標に近づくための方法なんだと、
あらためて気づかせてもらいました。
 
 
 
最後に、
今から辞める奴が何を言ってるねんと
思わわれるかもしれないですが...
 
今若手社員の方で、
「仕事が楽しくないから辞めようか」
「役に立っていないから辞めようか」
そう考えている人がいれば
 
先ほど書いたたなべあーの言葉や私の経験談が、
何か考え直すきっかけになればいいなと思います。
 
てんさんのこの記事も今回の話に通じているので、
ぜひ読んでみてください。
 
 
それでは!