スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんです。
オンラインキャリぷらでは、毎日学生のエントリーシートを添削しています。
添削といっても、文章を直すことはしません。
なぜならば、文章を直してしまうと、【その学生さんの文章】でなくなり、【私の文章】になってしまうからです。
文章には個性が表れます。
当たり前の話ですが、会社に属していた身として実感するのは、社員全て十人十色だということです。
なぜならば、企業は本能的に【フェイルセーフ】を働かせているからだと思います。
人材における企業の【フェイルセーフ】とは、【多様性】です。
時代がどのように変化するか、予測しても当たるとは限りません。
ですから、どのような時代になっても、その時代で輝ける【スター】を用意しておきたくなるのです。
今は社内で輝いていなくても、時代が変わると輝くかもしれない。
そういう人材は企業にとって必要なのです。
ですから、採用する側は【個性】を見たいのです。
企業がエントリーシートの提出を求めること自体が【他社と差別化】したいからです。
【履歴書】は共通様式であり、設問も決められているため、【その会社でほしい人材】が見えにくい。
ですから、エントリーシートで、【その会社に必要な人材】が見える設問をするのです。
今は、ネットで見本のようなエントリーシートがたくさん公開されています。
ある程度、エントリーシートのマニュアルは必要だとは思います。
しかし、エントリーシートの【目的】を履き違えると、【てにをは】、【結論→理由→経過】などの、枝葉末節にこだわってしまうことが往々にしてあります。
そのようなエントリーシートは【金太郎飴】のように、会社の人事担当者は何枚見ても同じように感じてしまいます。
エントリーシート作成の目的は、【企業の人事に読まれ、ありありとその学生さんが浮かんでくる】エントリーシートにすることです。
つまり、【企業で働いているその学生の像を浮かばせる】ことが【目的】であってほしいのです。
人事は、それこそたくさんのエントリーシートを読みます。
ですから、書き方で型にはまった部分は読み飛ばします。
その学生さんらしい部分はどこにあるのか、そこに焦点を当てて、【うちの会社に合うかどうか】を見ようとします。
読みやすく、頭に学生の像が浮かんでくるエントリーシートは、読んでいて気持ちがいい。
自分の言葉で書き、動いている自分の像を描くことを心掛けてほしい。
よりよい就職活動が出来ることを願っています。