スタッフブログ木曜日担当の眉毛おじさんです。
2月に入り、オンラインキャリぷらでの相談は、エントリーシート添削の相談が中心ですが、徐々に面接対策の相談や模擬面接の依頼が多くなってきました。
インターンシップを受けた学生に対する早期選考が進んでいるようです。
採用試験がオンライン化されましたが、グループディスカッションを選考に取り入れる会社もまだまだあるようです。
グループディスカッションのテーマは、例えば
「10年後の日本はどうなっていると思いますか?」
というテーマが課されます。
難しいですよね。【答えがない】といってもいい。
【答えがない】
就職活動で学生がまず戸惑うことです。
今まで生きてきた学生という世界の中では、
【必ず答えがある】のですね。そしてその答えは【一つ】です。
大学入試では毎年、【答えのない問題を出した】とか、【答えが複数ある問題を出した】から、その問題は全員正解とみなすという記事が新聞を賑わせます。
答えは一つ出なければいけないのが【受験】です。
学生の皆さんは【答えが一つ】ということに【慣れている】のです。
しかし、社会に出ると、【答えが一つ】の問題は、はっきり言ってほとんどありません。
なぜならば、【関係】や【時代】、【世代】、【流行】などで出す答えが変わってくるからです。
社会に出てからの問題は、
【答えがない】か【無数の答えがある】かのどちらかです。
【優秀な学生】というのは、皆さんにとって、【答えを早く出せる】人。
そして、【正確に答えられる】人ですね。
社会に出てから【優秀な人】は、
【ない答えを作れる】人。そして、【無数にある答えの中から最良の答えを導き出す】人。
つまり、優秀な学生が優秀な社会人ではない。のです。
優秀な学生が優秀な社会人ならば、筆記試験で選べばいい。
そうではないから【面接】をするのです。
新卒採用で学生さんに内定を出しますが、それはあくまでも【会社に入ると活躍しそう】だからです。その答えはすぐには出ません。
不採用とするのは、あくまで【うちの会社に入っても活躍しなさそう】だからです。
活躍するかしないか。それは解らないのです。
企業の採用担当だった時代に感じたことは、自分の会社では活躍しなさそうでも、他の会社ではすごく活躍しそうな学生さんがほとんどだったこと。
理不尽ですよね。
「理不尽なものなのだなあ」と受け入れてください。
受け入れてから、社会人としての一歩が始まります。