スタッフブログ木曜日担当の眉毛おじさんこと竹村です。
前回の続き。
社員の半数の採用に携わっていることを部下に気づかされ、大きなショックを受けて以降、人事業務の「責任」について深く考えるようになりました。
人事業務の責任は様々ありますが、
人材獲得を通して、会社の活力向上に貢献する「責任」。
人材育成を通して、会社の業績向上に貢献する「責任」。
一人一人の社員が健康で生き生き働くように導く「責任」。
すべての責任は絡み合い、難しく考えれば考えるほど答えが出にくくなります。
私はまず、自らを変えることから始めました。
人事を担当していたこともあり、社員教育の手伝いもしていました。
数年のかかわりを経て管理者研修の講師と親しくなり、雑談をしていた時に言われた言葉を思い出しました。
研修で講師がコミュニケーションの類型を解説します。E.H.ポーターの理論で「5つの態度」、(①評価的態度②解釈的態度③調査的態度④支持的態度⑤理解的態度)がありますが、講師との雑談の中で私は、
「私は父性が強く、評価的態度で接することが多いんですよねー」
と言ったところ、講師は、
「そんなことないと思うよ。竹村君はとても強い母性を持っていると思うよ。人事という役割が竹村君にそう思わせているんじゃないかな。」
「もし、興味があるのならば、『産業カウンセラー養成講座』を受けてみたらどうかな?研修でやっているアクティブリスニングを深く学べると思うよ」と言いました。
それを思い出し、早速講座を申し込みました。
それから8か月間毎週1回毎日曜日、産業カウンセラー養成講座で徹底的に「話を聴く」訓練をしました。
「聞く」ではなく「聴く」。聴くには「心」という文字が入っています。心で聴く。
今でも難しい。私心なく聴くことができているかどうか。
晴れて2000年1月、試験に合格し、産業カウンセラーを名乗ることができました。
さらに苦難は続きます。
次回に続く。