キャリぷらスタッフブログ「全員正解」

キャリぷらスタッフのお仕事奮闘記。仕事は誰でも必ずできる!意識高くなくていいから仕事ができる社会人を目指します。

「眉毛おじさん」とは何者なのか?スタッフになるまでPart13 企業との出会いは「縁」

ごきげんよう

スタッフブログ、木曜日担当の眉毛おじさんこと竹村です。

 

前回の続き。

今から32年前の7月。都議会議員事務所を議員が当選した当日に退所しましたが、実は、転職活動は退所する1か月前からやっていました。

日に日にやつれていく私を見ていた家族が心配し、父親の大学時代の友人が常務取締役をしており、兄嫁が結婚退職まで勤めていた大手建設会社の土木系子会社を紹介されました。

時はバブル真っただ中。

のちにお世話になるその会社も、ご多分にもれず人手不足。特に優秀な事務系社員を探していたとのこと。

ある時、そこに兄嫁の以前の上司(のちに私の上司となる)だったY専務から電話が入りました。

「今、事務系の新入社員を探しているのだが、君の後輩に優秀な学生はいないだろうか?」

そこで兄嫁は即座に、「義弟(おとうと)がいます!」

と、返答したそうです。

そこから話はとんとん拍子に進み、議員には高熱を発したと仮病を理由に休み、赤坂にある会社のオフィスに出向きました。

市販の履歴書に、今では考えられないくらい簡単に経歴を記入し持参しました。

今から30年以上前になりますが、当時はエントリーシートは存在していませんでした。その代わりに記入したのが「入社申込書」。

主な記入項目は学歴、家族構成、学業成績など。志望動機欄も「一応」ありましたが、私が記入した志望動機は「貴社の業務が自己に最適」の一文のみ。そんなものだったのです。

入社申込書の様式は親会社と同じ。当時は学歴や家族構成など、わかりやすい項目で入社する社員を選考していたんですね。

さて、私はオフィスで呼び鈴を鳴らし、通されたのは広さが30畳ほどもある広い応接室でした。入社してわかったのは、そこは社長室でした。

そこにY専務が現れ、世間話をしたのち、SPI(当時からありました)を受験。その日はそれで帰りました。

退所してから間もなく、採用試験を受けました。

比較的小さな応接室に通され、面接会場に向かいましたが、そこは初めに来た社長室。4人の面接官を前に30分程度和やかな雰囲気の中で面接を受けました。ほとんどなにを質問されたのか覚えていませんが、志望動機を聞かれなかったことは覚えています。今ほど志望動機が重要視されていませんでした。なぜならば、その会社を受験するということは、ほかの会社を受験しないというのが不文律だったから。内定辞退する学生はほぼ皆無だったのです。

現代の新卒採用は、企業も学生も「疑心暗鬼」になりながら実施しているのを痛感します。

ですから、不採用になるという想像は全くしていませんでした。

てっきり来年4月入社になると思っていた私に届いた採用通知に書いてあったのは、「8月1日から出社してください」という文言でした。

立派な「コネ採用」。今では「リファラル採用」というのでしょうか。

都議会議員事務所を退所して1か月弱で入社することになりました。

採用も就職も「縁」ということをつくづく感じながら。

 

続きは次回。