たなべあーはよく、パソコンのCPUに例えて、仕事のキャパの話をしてくれます。
まずCPUとは、コンピュータのスペックにある「Core i7」などというやつのことです。
中央演算装置の略称。プログラムに従ってデータの処理を行う。パソコンなどの「頭脳」となる中核部品で、パソコンの性能を決める最大の要因
いわばコンピュータの頭脳やエンジンのようなものです。
どれだけ優れたアプリケーションがあっても、積んでいるCPUのメモリ容量以上のアプリケーションを動かすことはできませんよね。容量がいっぱいになっていると、複数のアプリを同時に使うことが困難になりますし、一つひとつのアプリ自体が動作が遅くなり本来の機能を発揮できなくなります。
たなべあー曰く、これは人間に置き換えても同じことが言えるそうです。
なので、キャパオーバーになり、普段よりも頭がまわっていない時などによく、「今はもうCPUがいっぱいいっぱいになってるねんな」と言われます。
もっと具体的な例を挙げると、例えば私は仕事中に、
「あとでキャリぷらランチ用のお米を炊こう」「あとでたなべあーにあれを共有しよう」「そういえば○○会社さんあの後どうなったかなぁ」
等、次から次へといろんなことが思い浮かびます。そして、思い浮かんだこれらのことを、脳に留めておいてしまっていました。
これは、CPUを記憶することに使ってしまっているそうです。
以前、クライアントの方とたなべあーが、人の名前を覚えられないという共通点で盛り上がっていました。その方が「僕らは名前を覚えることをしない変わりに、別のことに脳を使っているんですよね」と言っていたのですが、まさに先ほど説明した構造と同じ話だと思います。
私のCPUは恐らくCore i 3ぐらいなので(笑)、私みたいにスペックが低く容量が少ない人は、記憶することだけでCPUのメモリを半分、いやもしかすると全て埋めてしまっているかもしれません。
では、そういう人はどうしたらいいのでしょうか。
そこで、役に立つのが「メモ」です。
思いついたことは全てメモする。そして、メモをしたら「全て忘れる」。それがCPUのメモリを空けるコツだそうです。全て忘れる、というのがポイントです。
また、「苦手なこと」「嫌なこと」を先に終わらせることも、CPUのメモリを空けるコツです。苦手なことを溜めておくことは、CPUのメモリを多く使ってしまうので、「早く終わらせて、CPUのメモリを空ける」ことが大事だそうです。嫌なことは先に終わらせろ、というやつですね。
メモリが埋まってしまうことで、CPUの機能が落ちてしまい、折角持っている高機能なアプリケーションも使えていないという状況は、非常にもったいないと思います。
ぜひ、仕事でのパフォーマンスを最大化するためにも、自分のCPUメモリをぜひ意識してみてください。