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80%の商品が20%の売上を上げる。
とはプレートの法則(80:20の法則)だが、
2%の学生が98%の「いいね!」をして、
98%の学生が2%の「いいね!」をする。
とは肌感覚だが、遠からず学生についての現実だ。
消費者か提供者かなら消費者で、
与えられる人か与える人かなら与えられる人。
己も社会も知らぬ、愛すべき未熟な人たちだ。
感謝の表し方も、貢献の仕方も、
その他生きていくうえで大切になるそのいろいろを、
ただ知らないからやらないか、
知ってはいても自信がなくてやらないか、
もしくは単純に面倒臭いからやらないか、
それとも後回しにしてうっかりやらないか、
そんなこと考えたこともないほどに、
ただただ無邪気なお子さまなのか。
いずれにしても、
学ばずとも、動かずとも、
その日を生きのびることができる。
そんな、
無条件に「守られる」「与えられる」べき存在、
それが「子ども」。
そして学生たちの多くは未だその「子ども」のままだ。
そのこと自体に文句はないし異論もない。
どころか、積極的に肯定しているつもりだ。
だからこそ私は、
キャリぷらをつくるし、運営するし、維持もする。
しかし、ただの良い人になるつもりはない。
個人的にはそこをまったく志向していない。
知らぬまま、気づかぬまま、勇気を持たぬままに、
子どもたちは引きずられるようにして就活に臨む。
どころか、そのまま社会に出られるからこわい。
知らなければ、学ばなければ、動かなければ、
変わらなければ彼らはこの先一体どうなるのか?
そこに危機を感じているからキャリぷらは厳しくもする。
面倒くせーなと思いながら、少しだけ、私は厳しくする。
キャリぷらは学生のためにつくった場。
だからこそ学生を甘やかさない。
提供者の責任を、
与える側の視点を、
感じて知って考えることができる機会でありたい。
そして願わくば、
「子どもたちが大人の階段を一段昇れる場所」
でありたい。
社会に出てからまたそうしてやっていくための、
その練習がしっかりとできる場所でありたい。
就職活動を楽して早く越えてくための場ではなく、
そのためのテクニックを教えるための場でもなく。
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前回の投稿から環境・状況が一変し、キャリぷら東京リニューアルオープンに伴い大阪から東京に引っ越しました。
2月1日にリニューアルオープンしてから約2ヶ月しか経っていませんが、一番実感しているのは「学生満足度の高さ」です。大阪にいた時や、以前キャリぷら東京にいた時よりも実感しています。
場のクオリティが以前より高くなった、というわけではありません。
ではなぜ満足度が高いんだと思いますか?それは、キャリぷらが学生第一だからです。
新卒採用市場において超レッドオーシャンである東京で活動している学生は、もう目に見えて辟易としています。そんななか、採用支援を生業にしているわけでもなく学生第一に運営しているキャリぷらが相当信頼できるようです。
ひとつキャリぷらの特徴的な考え方に、「お客様扱いしない」ということがあります。
・何も言わずドアの前で立っているだけの初めて来た学生をまずは放置する
・例えば「あの~ES添削・・・」と言ってきた場合には「ES添削なに?」と、最後まで言えるよう聞き返す
というのがキャリぷらの運営スタッフマニュアルです。
今まで立っているだけでも相手がやってくれていたのは受益者だからです。冒頭の話のように、うちが採用支援を生業にしている会社であれば絶対にできないことですよね。
この学生がそのまま社会に出るとどうなるのかを考えながら、心を鬼にして、東京でもこの考え方は絶対に崩さない場を作っていきたいと思います。